2019年

7月

17日

サイクルツーリズムで訪日客 自然豊かな地方ほど商機!

サイクルツーリズムで訪日客 自然豊かな地方ほど商機

(日経電子版 2019年7月16日)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO46415730R20C19A6H91A01?channel=DF220420167277
長野県や観光事業者などが協議会を設立し、22年度までに県内を周遊する700kmのサイクリングコースを整備し、道の駅には自転車置き場や自転車利用者の休憩スペースも設置する計画だという。
専用観光サイトで、サイクリングコースやトイレ、周辺光施設などを紹介。空気入れや工具などを備えたサイクルステーションや自転車利用者が利用しやすい飲食店などを情報提供する。
サイクリングの聖地といえば「瀬戸内しまなみ海道」が人気だが、岐阜県飛騨市古川町の「里山サイクリング」はガイドツアーとしての草分けだが、自然豊かな地方ほど商機があることを感じさせてくれた。
日本の自然を楽しむツアーの発展を願いたい。
【ポイント】
長野県や県内の観光事業者などは自転車を使った観光振興策に乗り出す。協議会を6月18日に設立した。
北アルプス周辺や諏訪湖など豊かな自然を巡るサイクリングは訪日外国人客らに人気だ。

協議会は「ジャパンアルプスサイクリングプロジェクト」で、代表は2000年のシドニー五輪でマウンテンバイク日本代表だった一般社団法人ライド長野(長野県松本市)の鈴木雷太代表理事が務め、事務局はライド長野に置く。
協議会には軽井沢観光協会や白馬村、近畿日本ツーリスト関東松本支店なども参加する。
19年度の事業費は609万円を見込み、長野県が全額を負担する。

10月をめどに専用観光サイトを立ち上げる方針だ。
サイクリングコースやトイレ、周辺光施設などを紹介。空気入れや工具などを備えたサイクルステーションや自転車利用者が利用しやすい飲食店などを情報提供する。
観光関連イベントの開催支援や、サイクリングコース整備への助言なども行っていく。
将来は自転車を活用したツアー商品の開発・販売支援なども手掛ける考えだ。自転車関連の団体や事業者のつながりを強化することで、広域的な情報発信やイベント開催につなげる。

長野県は3月、自転車の観光への活用や安全な自転車利用のための「自転車活用推進計画」を策定した。
22年度までに県内全域を周遊する700キロメートルのサイクリングコース「ジャパンアルプスサイクリングロード」を整備するとともに、県が管理する道の駅には自転車置き場や自転車利用者の休憩スペースも設置する計画だ。
観光のほか、健康や環境保全関連の政策に自転車の活用を取り入れる県内自治体は18年度に32市町村だったが、県は22年度に全77市町村に広げていく考えだ。

サイクルツーリズムで訪日客を開拓する動きで象徴的な存在が広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約70キロメートルの「瀬戸内しまなみ海道サイクリングロード」だ。
瀬戸内海に浮かぶ島々を結び、米CNNの「世界で最も美しいサイクリング道」の一つに選ばれたこともあり17年度の貸自転車は15万台と05年の約5倍に増えた。
訪日客に人気があり、尾道市では08年に2万5千人だった外国人観光客が17年は28万6千人に増加した。
18年度は西日本豪雨の影響も受けたが、秋に開いた国際サイクリング大会には5万人強が参加。9億円の経済効果があったという。

サイクルツーリズムは自然豊かな地方部ほど商機が見込める。
北海道は18年4月に自転車の安全な利用と普及を目指す「北海道自転車条例」を施行した。
サイクルツーリズムを観光の目玉として定着させるほか、レンタサイクル業者などによる損害賠償責任保険への加入も明記した。

2019年

7月

16日

トリップアドバイザー、世界のクチコミによる訪日は年平均24%増加!

トリップアドバイザー、世界のクチコミデータから読み解く訪日客動向レポート発表、タビナカの関心でアジアと欧米豪の違いが鮮明

(トラベルボイス )
https://www.travelvoice.jp/20190712-134443
トリップアドバイザーによる「日本の情報」へのアクセスは、2013年からの年平均24%増加している。
トリップアドバイザー会員9カ国2万1820人アンケートによると、訪日旅行を決めた理由は、アジアでは花見や紅葉、欧米豪は伝統文化がトップで、2018年の予約購入は「文化、テーマ別ツアー」が前年比132%増。
現在、寺社仏閣の拝観券などの予約販売はされていないが、チケット売場も混雑しており、決済を含めて電子化できれば、さらに満足できるという。
【ポイント】
トリップアドバイザーのデータや利用者アンケートをもとに訪日外国人の動向のレポートによると、日本の情報へのアクセス数は増加を続け、2013年からの年平均増加率は24%。
最近は、インド、イタリア、ニュージーランドなどでアジア以外からのアクセス数が増加している。
「検索日からチェックインまでの期間」、欧米豪は来日80日以上前にホテルを検索する一方、近隣アジアでは1ヶ月半前から検索する傾向がある。
クチコミデータから読み解く訪日客の特長では
ホテルは、オールインクルーシブのホテルと中長期滞在のアパート型ホテルの人気が高まっている。
レストランでは肉料理の人気が高く、観光スポットでは寺社仏閣が上位にランクイン。
タビナカでは、トップ30に初登場した17の体験ツアーのうち12がその土地を知るシティーツアーとなった。

9カ国のトリップアドバイザー会員2万1820人へのアンケート調査によると、訪日旅行を決める際に影響されるモノやコトは、アジアでは花見や紅葉などの季節のイベントがトップ。欧米豪では伝統文化が圧倒的なシェアを占めた。
中国はポップカルチャーへの関心が伝統文化よりも高く、他市場との比較でも突出した。
モノ消費からコト消費に移行しているなかで、日本の課題としてタビナカの消費を伸ばしていくことが重要と指摘した。
2018年にトリップアドバイザー上での予約購入を見ると、文化、テーマ別ツアーで前年比132%増で伸び率トップ。プライベートツアー、観光チケットとバスなどが上位になった。
チケットは、トリップアドバイザーにサプライヤー登録している事業者による販売可能となっており、現在のところ、訪日客に人気の寺社仏閣の入場券や拝観券などは取り扱われていないが、昨年末からサプライヤー登録に日本語が加わったことから、寺社仏閣の登録も期待をしている。
人気の寺社仏閣ではチケット売り場に長い行列ができており、決済も含めて電子化できれば、オーバーツーリズムの課題解決にもつながるとの見解も示した。

なお、「インバウンドレポート2019」は一般公開されており、下記からダウンロードすることが可能だ。
https://tg.tripadvisor.jp/news/blog/inboundreport2019/

 

2019年

7月

15日

「お遍路さん」日本人は大幅減、外国人の歩き遍路が増加傾向!

外国人「お遍路さん」が急増、日本人は大幅減、地域の受け入れ態勢の課題など浮き彫りに ―四国経済連合会
(トラベルボイス 2019年7月14日)
 
 
お遍路さんは十数年前と比較して4割減とといい、団体バス遍路は約95%減、マイカー遍路は73%減、「歩き遍路」では約3割の減少だ。理由は、日本人の宗教離れやレジャー多様化だという。
外国人の「歩き遍路」が、2007年44人から2017年は400人に拡大。0.5%に過ぎないが、「世界的な歩き巡礼ブーム」が背景にあり、増加する可能性がある。
 
【ポイント】
四国経済連合会が「お遍路さん」の受け入れ態勢に関する現状と課題をとりまとめた。
日本人の「お遍路さん」が減少する一方で、外国人の「歩き遍路」が急増している状。
宿泊施設の拡充など受け入れ側の課題が浮き彫りになった。

四国遍路とは、四国一円に点在する空海ゆかりの「88か所札所」を巡礼するもの。
歩き遍路の総延長は1200km程度あり、全行程を一気にめぐると40~50日程度を要する。
 
お遍路さんの人数は十数年前と比較して約4割減と大幅に減少。
霊場へのアンケートでは、「歩き遍路」では約3割程度の減少、団体バス遍路は約95%減、マイカー遍路は73%減と大幅縮小。
理由は、日本人の宗教離れやレジャー多様化、国内外観光地との競争激化などにある。

近年は外国人の「歩き遍路」が急増しており、10年前(2007年44人)と比較して2017年は約10倍の400人に拡大。
外国人の歩き遍路は0.5%に過ぎないものの、「世界的な歩き巡礼ブーム」が背景にあり、今後外国人の歩き遍路が大幅に増加する可能性がある。
 
宿泊施設は、10年前と比較してビジネスホテルが増加(84軒増)している一方で、旅館は大幅減(113軒減)となっており、総数はほとんど変わっていない。
施設側の高齢化、後継者難、人手不足の深刻化もみられるほか、「お接待」をおこなう地域住民の減少も見られるという。

「言葉がわからない」「作法を知らない」「土地勘がない」「習慣がわからない」まま歩き遍路を始める外国人が「困っている」状況に言及。
宿の基本情報や外国語での予約ルート、食事メニューの選択、キャッシュレス決済対応の不備なども「困りごと」として挙げられている。

同レポートでは、外国人遍路の拡大に期待すると同時に、受け入れ側の態勢整備が必要であることを示唆。スマホの翻訳アプリや地図アプリの精度向上などを図るほか、過疎地での民泊や空き家を利用した宿泊施設の充実、「お遍路さんコンシェルジュ」機能の強化などが求められるとしている。

 

2019年

7月

14日

夏の人気旅行先ランキング 中国、韓国、シンガポール、台湾、UAEでは日本が一番人気!

世界で人気の旅行先ランキングをアゴダが発表。中国、韓国、シンガポール、台湾、UAEでは日本が一番人気に

(やまとごころ 2019年6月19日
https://www.yamatogokoro.jp/inboundnews/pickup/32559/
 
 
夏の人気旅行先ランキングのアジア太平洋地域は、東京が1位、沖縄本島が2位、大阪が3位、札幌が5位、京都が7位、福岡が8位と、ベスト10に6都市がランクインした。
世界中から日本が魅力のある観光地として評価されているが、4000万人が訪れるようになる先を見通していかなければならない。
 
【ポイント】
オンライン旅行会社のアゴダは、2019年6〜8月までの世界の旅行予約データに基づき、夏の休暇に人気の旅行先ランキングを発表した。
 
中東や北米で一番人気のロンドンやラスベガスといった諸都市と肩を並べる形で東京もランクインした。
中国、韓国、シンガポール、台湾、UAEからの旅行先ランキングでは東京が首位に、インドネシアとタイでは2位、ベトナムで3位と、いずれも東京が上位に入った。
アジア太平洋地域の旅行者の日本の人気都市は、東京、大阪、沖縄本島、京都だが、今夏はトップ10入り常連のシンガポールと香港を抑え、札幌と福岡も10位以内にランクインした。
東京はすべての地域からの旅行者にも人気があり、今年もトップ10入りしたうえ、米国の旅行者間では第2位、欧州でも第5位になる人気だ。

中東や北米、ヨーロッパの旅行者は、まとまった休暇を取ることから、中東はロンドン、パリ、ローマの人気が高い。バリ、東京、バンコク、クアラルンプールといったアジア圏が、中東からの旅行先ランキングでトップ10に入っている。
北米のランキングでは、例年通りラスベガスがトップだが、東京の人気が急上昇し、ニューヨークを押しのけて2位にランクイン。
ロンドン、パリ、ローマも北米での人気は高くトップ10に入っている。
ヨーロッパからの旅行者は例年よりも長距離志向があるようで、従来人気の欧州都市に替わって、バリ、バンコク、東京、パタヤなどのアジアの都市が上位にランクインした。
ニューヨーク、ラスベガスも選ばれるなど、嗜好に変化が見られる結果となった。

 

2019年

7月

13日

「百舌鳥・古市古墳群」の世界文化遺産登録で、遊覧飛行・VRなど観光商戦が始まる!

新たな世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」で観光商戦が始まる、遊覧飛行・VR・眺望宿泊プランなど

(トラベルボイス 2019年7月9日)
 
「百舌鳥・古市古墳群」が7月6日、世界文化遺産に登録された。
「人口が密集する都市部で古墳群が、原形のまま守られてきたことに価値がある」と評価された点に驚きを感じるとともに、嬉しさがこみ上げた。
しかし、仁徳天皇陵は全容を見ることができない点がネックだ。ヘリコプターから眺めるツアーなどが次々に飛び出している。隣接する大仙公園から20~30人乗りの気球を飛ばす構想も出ている。
NHK「歴史秘話ヒストリア」に出演した講師が案内するツアーも催行される。この番組は、”なぜ大阪に古墳が作られたのか”が良く分かる番組だっただけに、ツアーも期待したい。
【ポイント】
大阪府の「百舌鳥・古市古墳群」が2019年7月6日、世界文化遺産に登録された。
エジプトのクフ王のピラミッド、中国の秦の始皇帝陵と並ぶ3大墳墓の一つといわれる国内最大級の前方後円墳、仁徳天皇陵古墳をはじめ、多数の古墳が市街地に密集しているのが特徴だ。
日本の世界遺産としては23カ所目。大阪府では初めての世界遺産となり、アクセスにも優れることから、観光業界でも新たな商機をビジネスに活かそうと、様々な動きが起こっている。

JTBはヘリコプターに乗って上空から眺めるツアーを、7月中旬からから国内パッケージツアー、エースJTBのオプショナルプランとして売り出す。
旅行代金は1機あたり、定員3名、所要20分で7万200~7万5600円。
”るるぶ”も7月9日に「祝!世界遺産登録特別号 るるぶ特別編集『古墳のある街 堺市』」を堺観光コンベンション協会から緊急発行する。
訪日外国人向けツアーを取り扱うジャパン・トラベルは、プライベートジェット機を利用する富裕層向けツアー「スカイ・イントリーグ」を販売している。
コンラッド東京がヒルトン創業100周年を記念して企画したもので、2泊3日で100万円の豪華ツアー。宿泊とともに、小型チャーター機で百舌鳥・古市古墳群を空から眺めるのが目玉企画だ。

クラブツーリズムは、「歴史への旅 阪南大学教授・来村多加史氏解説 百舌鳥・古市古墳群 大阪の22の古墳めぐり」(1名7万9800円)は、東京発着2日間で22の古墳を訪れる充実した内容。
NHKの「歴史秘話ヒストリア」にも出演する講師が笑いを交えて案内する。

百舌鳥・古市古墳群は市街地に位置する一方で、古墳の大半が宮内庁の管理下にある。
参道や一般拝所を除き原則非公開になっているうえ、森に覆われていることもあって全容を見ることができないのは観光業界にとってもネックだ。
そこで、ヘリコプター遊覧とともに、VR(バーチャル)を活用する取り組みも広がりつつある。
堺市博物館はヘッドマウントディスプレイを装着することで、ドローンで上空300mから撮影した百舌鳥古墳群の疑似体験ツアーを提供しており、旅行各社もオプショナルプランに組み込んでいる。
約1600年前の古墳築造当時の姿や古墳内部をバーチャルリアリティーで再現した360度の映像で見ることができる。

地元堺市の「ホテル・アゴーラリージェンシー大阪堺」は、古墳の形を模した「お抹茶デニッシュ」(1個800円)を発売した。また、古墳が望める高層階の部屋を用意する宿泊プランも企画した。
展望台「ハルカス300」も、日本一高いビルからの眺望を売りに来訪を促す。
ハルカス300は百舌鳥・古市古墳群のほぼすべてを一望できることから、解説パネルの設置、古代衣裳体験、古墳をイメージしたメニューなどを用意する。

 

日本のクルーズ船利用者がインバウンド・日本人とも過去最高!

2019年

7月

17日

サイクルツーリズムで訪日客 自然豊かな地方ほど商機!

サイクルツーリズムで訪日客 自然豊かな地方ほど商機

(日経電子版 2019年7月16日)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO46415730R20C19A6H91A01?channel=DF220420167277
長野県や観光事業者などが協議会を設立し、22年度までに県内を周遊する700kmのサイクリングコースを整備し、道の駅には自転車置き場や自転車利用者の休憩スペースも設置する計画だという。
専用観光サイトで、サイクリングコースやトイレ、周辺光施設などを紹介。空気入れや工具などを備えたサイクルステーションや自転車利用者が利用しやすい飲食店などを情報提供する。
サイクリングの聖地といえば「瀬戸内しまなみ海道」が人気だが、岐阜県飛騨市古川町の「里山サイクリング」はガイドツアーとしての草分けだが、自然豊かな地方ほど商機があることを感じさせてくれた。
日本の自然を楽しむツアーの発展を願いたい。
【ポイント】
長野県や県内の観光事業者などは自転車を使った観光振興策に乗り出す。協議会を6月18日に設立した。
北アルプス周辺や諏訪湖など豊かな自然を巡るサイクリングは訪日外国人客らに人気だ。

協議会は「ジャパンアルプスサイクリングプロジェクト」で、代表は2000年のシドニー五輪でマウンテンバイク日本代表だった一般社団法人ライド長野(長野県松本市)の鈴木雷太代表理事が務め、事務局はライド長野に置く。
協議会には軽井沢観光協会や白馬村、近畿日本ツーリスト関東松本支店なども参加する。
19年度の事業費は609万円を見込み、長野県が全額を負担する。

10月をめどに専用観光サイトを立ち上げる方針だ。
サイクリングコースやトイレ、周辺光施設などを紹介。空気入れや工具などを備えたサイクルステーションや自転車利用者が利用しやすい飲食店などを情報提供する。
観光関連イベントの開催支援や、サイクリングコース整備への助言なども行っていく。
将来は自転車を活用したツアー商品の開発・販売支援なども手掛ける考えだ。自転車関連の団体や事業者のつながりを強化することで、広域的な情報発信やイベント開催につなげる。

長野県は3月、自転車の観光への活用や安全な自転車利用のための「自転車活用推進計画」を策定した。
22年度までに県内全域を周遊する700キロメートルのサイクリングコース「ジャパンアルプスサイクリングロード」を整備するとともに、県が管理する道の駅には自転車置き場や自転車利用者の休憩スペースも設置する計画だ。
観光のほか、健康や環境保全関連の政策に自転車の活用を取り入れる県内自治体は18年度に32市町村だったが、県は22年度に全77市町村に広げていく考えだ。

サイクルツーリズムで訪日客を開拓する動きで象徴的な存在が広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約70キロメートルの「瀬戸内しまなみ海道サイクリングロード」だ。
瀬戸内海に浮かぶ島々を結び、米CNNの「世界で最も美しいサイクリング道」の一つに選ばれたこともあり17年度の貸自転車は15万台と05年の約5倍に増えた。
訪日客に人気があり、尾道市では08年に2万5千人だった外国人観光客が17年は28万6千人に増加した。
18年度は西日本豪雨の影響も受けたが、秋に開いた国際サイクリング大会には5万人強が参加。9億円の経済効果があったという。

サイクルツーリズムは自然豊かな地方部ほど商機が見込める。
北海道は18年4月に自転車の安全な利用と普及を目指す「北海道自転車条例」を施行した。
サイクルツーリズムを観光の目玉として定着させるほか、レンタサイクル業者などによる損害賠償責任保険への加入も明記した。

2019年

7月

16日

トリップアドバイザー、世界のクチコミによる訪日は年平均24%増加!

トリップアドバイザー、世界のクチコミデータから読み解く訪日客動向レポート発表、タビナカの関心でアジアと欧米豪の違いが鮮明

(トラベルボイス )
https://www.travelvoice.jp/20190712-134443
トリップアドバイザーによる「日本の情報」へのアクセスは、2013年からの年平均24%増加している。
トリップアドバイザー会員9カ国2万1820人アンケートによると、訪日旅行を決めた理由は、アジアでは花見や紅葉、欧米豪は伝統文化がトップで、2018年の予約購入は「文化、テーマ別ツアー」が前年比132%増。
現在、寺社仏閣の拝観券などの予約販売はされていないが、チケット売場も混雑しており、決済を含めて電子化できれば、さらに満足できるという。
【ポイント】
トリップアドバイザーのデータや利用者アンケートをもとに訪日外国人の動向のレポートによると、日本の情報へのアクセス数は増加を続け、2013年からの年平均増加率は24%。
最近は、インド、イタリア、ニュージーランドなどでアジア以外からのアクセス数が増加している。
「検索日からチェックインまでの期間」、欧米豪は来日80日以上前にホテルを検索する一方、近隣アジアでは1ヶ月半前から検索する傾向がある。
クチコミデータから読み解く訪日客の特長では
ホテルは、オールインクルーシブのホテルと中長期滞在のアパート型ホテルの人気が高まっている。
レストランでは肉料理の人気が高く、観光スポットでは寺社仏閣が上位にランクイン。
タビナカでは、トップ30に初登場した17の体験ツアーのうち12がその土地を知るシティーツアーとなった。

9カ国のトリップアドバイザー会員2万1820人へのアンケート調査によると、訪日旅行を決める際に影響されるモノやコトは、アジアでは花見や紅葉などの季節のイベントがトップ。欧米豪では伝統文化が圧倒的なシェアを占めた。
中国はポップカルチャーへの関心が伝統文化よりも高く、他市場との比較でも突出した。
モノ消費からコト消費に移行しているなかで、日本の課題としてタビナカの消費を伸ばしていくことが重要と指摘した。
2018年にトリップアドバイザー上での予約購入を見ると、文化、テーマ別ツアーで前年比132%増で伸び率トップ。プライベートツアー、観光チケットとバスなどが上位になった。
チケットは、トリップアドバイザーにサプライヤー登録している事業者による販売可能となっており、現在のところ、訪日客に人気の寺社仏閣の入場券や拝観券などは取り扱われていないが、昨年末からサプライヤー登録に日本語が加わったことから、寺社仏閣の登録も期待をしている。
人気の寺社仏閣ではチケット売り場に長い行列ができており、決済も含めて電子化できれば、オーバーツーリズムの課題解決にもつながるとの見解も示した。

なお、「インバウンドレポート2019」は一般公開されており、下記からダウンロードすることが可能だ。
https://tg.tripadvisor.jp/news/blog/inboundreport2019/

 

2019年

7月

15日

「お遍路さん」日本人は大幅減、外国人の歩き遍路が増加傾向!

外国人「お遍路さん」が急増、日本人は大幅減、地域の受け入れ態勢の課題など浮き彫りに ―四国経済連合会
(トラベルボイス 2019年7月14日)
 
 
お遍路さんは十数年前と比較して4割減とといい、団体バス遍路は約95%減、マイカー遍路は73%減、「歩き遍路」では約3割の減少だ。理由は、日本人の宗教離れやレジャー多様化だという。
外国人の「歩き遍路」が、2007年44人から2017年は400人に拡大。0.5%に過ぎないが、「世界的な歩き巡礼ブーム」が背景にあり、増加する可能性がある。
 
【ポイント】
四国経済連合会が「お遍路さん」の受け入れ態勢に関する現状と課題をとりまとめた。
日本人の「お遍路さん」が減少する一方で、外国人の「歩き遍路」が急増している状。
宿泊施設の拡充など受け入れ側の課題が浮き彫りになった。

四国遍路とは、四国一円に点在する空海ゆかりの「88か所札所」を巡礼するもの。
歩き遍路の総延長は1200km程度あり、全行程を一気にめぐると40~50日程度を要する。
 
お遍路さんの人数は十数年前と比較して約4割減と大幅に減少。
霊場へのアンケートでは、「歩き遍路」では約3割程度の減少、団体バス遍路は約95%減、マイカー遍路は73%減と大幅縮小。
理由は、日本人の宗教離れやレジャー多様化、国内外観光地との競争激化などにある。

近年は外国人の「歩き遍路」が急増しており、10年前(2007年44人)と比較して2017年は約10倍の400人に拡大。
外国人の歩き遍路は0.5%に過ぎないものの、「世界的な歩き巡礼ブーム」が背景にあり、今後外国人の歩き遍路が大幅に増加する可能性がある。
 
宿泊施設は、10年前と比較してビジネスホテルが増加(84軒増)している一方で、旅館は大幅減(113軒減)となっており、総数はほとんど変わっていない。
施設側の高齢化、後継者難、人手不足の深刻化もみられるほか、「お接待」をおこなう地域住民の減少も見られるという。

「言葉がわからない」「作法を知らない」「土地勘がない」「習慣がわからない」まま歩き遍路を始める外国人が「困っている」状況に言及。
宿の基本情報や外国語での予約ルート、食事メニューの選択、キャッシュレス決済対応の不備なども「困りごと」として挙げられている。

同レポートでは、外国人遍路の拡大に期待すると同時に、受け入れ側の態勢整備が必要であることを示唆。スマホの翻訳アプリや地図アプリの精度向上などを図るほか、過疎地での民泊や空き家を利用した宿泊施設の充実、「お遍路さんコンシェルジュ」機能の強化などが求められるとしている。

 

2019年

7月

14日

夏の人気旅行先ランキング 中国、韓国、シンガポール、台湾、UAEでは日本が一番人気!

世界で人気の旅行先ランキングをアゴダが発表。中国、韓国、シンガポール、台湾、UAEでは日本が一番人気に

(やまとごころ 2019年6月19日
https://www.yamatogokoro.jp/inboundnews/pickup/32559/
 
 
夏の人気旅行先ランキングのアジア太平洋地域は、東京が1位、沖縄本島が2位、大阪が3位、札幌が5位、京都が7位、福岡が8位と、ベスト10に6都市がランクインした。
世界中から日本が魅力のある観光地として評価されているが、4000万人が訪れるようになる先を見通していかなければならない。
 
【ポイント】
オンライン旅行会社のアゴダは、2019年6〜8月までの世界の旅行予約データに基づき、夏の休暇に人気の旅行先ランキングを発表した。
 
中東や北米で一番人気のロンドンやラスベガスといった諸都市と肩を並べる形で東京もランクインした。
中国、韓国、シンガポール、台湾、UAEからの旅行先ランキングでは東京が首位に、インドネシアとタイでは2位、ベトナムで3位と、いずれも東京が上位に入った。
アジア太平洋地域の旅行者の日本の人気都市は、東京、大阪、沖縄本島、京都だが、今夏はトップ10入り常連のシンガポールと香港を抑え、札幌と福岡も10位以内にランクインした。
東京はすべての地域からの旅行者にも人気があり、今年もトップ10入りしたうえ、米国の旅行者間では第2位、欧州でも第5位になる人気だ。

中東や北米、ヨーロッパの旅行者は、まとまった休暇を取ることから、中東はロンドン、パリ、ローマの人気が高い。バリ、東京、バンコク、クアラルンプールといったアジア圏が、中東からの旅行先ランキングでトップ10に入っている。
北米のランキングでは、例年通りラスベガスがトップだが、東京の人気が急上昇し、ニューヨークを押しのけて2位にランクイン。
ロンドン、パリ、ローマも北米での人気は高くトップ10に入っている。
ヨーロッパからの旅行者は例年よりも長距離志向があるようで、従来人気の欧州都市に替わって、バリ、バンコク、東京、パタヤなどのアジアの都市が上位にランクインした。
ニューヨーク、ラスベガスも選ばれるなど、嗜好に変化が見られる結果となった。

 

2019年

7月

13日

「百舌鳥・古市古墳群」の世界文化遺産登録で、遊覧飛行・VRなど観光商戦が始まる!

新たな世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」で観光商戦が始まる、遊覧飛行・VR・眺望宿泊プランなど

(トラベルボイス 2019年7月9日)
 
「百舌鳥・古市古墳群」が7月6日、世界文化遺産に登録された。
「人口が密集する都市部で古墳群が、原形のまま守られてきたことに価値がある」と評価された点に驚きを感じるとともに、嬉しさがこみ上げた。
しかし、仁徳天皇陵は全容を見ることができない点がネックだ。ヘリコプターから眺めるツアーなどが次々に飛び出している。隣接する大仙公園から20~30人乗りの気球を飛ばす構想も出ている。
NHK「歴史秘話ヒストリア」に出演した講師が案内するツアーも催行される。この番組は、”なぜ大阪に古墳が作られたのか”が良く分かる番組だっただけに、ツアーも期待したい。
【ポイント】
大阪府の「百舌鳥・古市古墳群」が2019年7月6日、世界文化遺産に登録された。
エジプトのクフ王のピラミッド、中国の秦の始皇帝陵と並ぶ3大墳墓の一つといわれる国内最大級の前方後円墳、仁徳天皇陵古墳をはじめ、多数の古墳が市街地に密集しているのが特徴だ。
日本の世界遺産としては23カ所目。大阪府では初めての世界遺産となり、アクセスにも優れることから、観光業界でも新たな商機をビジネスに活かそうと、様々な動きが起こっている。

JTBはヘリコプターに乗って上空から眺めるツアーを、7月中旬からから国内パッケージツアー、エースJTBのオプショナルプランとして売り出す。
旅行代金は1機あたり、定員3名、所要20分で7万200~7万5600円。
”るるぶ”も7月9日に「祝!世界遺産登録特別号 るるぶ特別編集『古墳のある街 堺市』」を堺観光コンベンション協会から緊急発行する。
訪日外国人向けツアーを取り扱うジャパン・トラベルは、プライベートジェット機を利用する富裕層向けツアー「スカイ・イントリーグ」を販売している。
コンラッド東京がヒルトン創業100周年を記念して企画したもので、2泊3日で100万円の豪華ツアー。宿泊とともに、小型チャーター機で百舌鳥・古市古墳群を空から眺めるのが目玉企画だ。

クラブツーリズムは、「歴史への旅 阪南大学教授・来村多加史氏解説 百舌鳥・古市古墳群 大阪の22の古墳めぐり」(1名7万9800円)は、東京発着2日間で22の古墳を訪れる充実した内容。
NHKの「歴史秘話ヒストリア」にも出演する講師が笑いを交えて案内する。

百舌鳥・古市古墳群は市街地に位置する一方で、古墳の大半が宮内庁の管理下にある。
参道や一般拝所を除き原則非公開になっているうえ、森に覆われていることもあって全容を見ることができないのは観光業界にとってもネックだ。
そこで、ヘリコプター遊覧とともに、VR(バーチャル)を活用する取り組みも広がりつつある。
堺市博物館はヘッドマウントディスプレイを装着することで、ドローンで上空300mから撮影した百舌鳥古墳群の疑似体験ツアーを提供しており、旅行各社もオプショナルプランに組み込んでいる。
約1600年前の古墳築造当時の姿や古墳内部をバーチャルリアリティーで再現した360度の映像で見ることができる。

地元堺市の「ホテル・アゴーラリージェンシー大阪堺」は、古墳の形を模した「お抹茶デニッシュ」(1個800円)を発売した。また、古墳が望める高層階の部屋を用意する宿泊プランも企画した。
展望台「ハルカス300」も、日本一高いビルからの眺望を売りに来訪を促す。
ハルカス300は百舌鳥・古市古墳群のほぼすべてを一望できることから、解説パネルの設置、古代衣裳体験、古墳をイメージしたメニューなどを用意する。