2018年

7月

21日

EU、民泊エアビーの料金表示に改善要求、ホスト都合の予約キャンセルにルール求める!

欧州連合、民泊エアビーの料金表示に改善要求、ホスト都合の予約キャンセルにルール整備も求める
(トラベルボイス 2018年7月19日)
https://www.travelvoice.jp/20180719-114711


EU委員会がAirbnbに改善要求をつきつけた。

エアビーの宿泊に清掃費用が発生することなど料金体系を分かりやすく明示し、宿泊オーナー都合でのキャンセルに関するルール、登録物件が個人か専門業者かも明示するよう求めた。
8月末までに対応策を講じるよう求めており厳しいと言える。
民泊は始まったばかりのサービス、問題が生じれば、速やかに改善されなければならない。

【ポイント】
EUは2018年7月16日、Airbnbに対し、8月末までに、消費者から寄せられた料金体系や予約手続きに関する苦情への対応策を講じるよう求めた。
エアビー側は、問題点についてEU委員会と対応を協議するとしている。

EU委員会で、消費者保護を担当する委員は、エアビーの料金体系が複雑になり利用者に分かりにくく、清掃費用などが発生することを理解しないまま予約し、予想外の費用負担を強いられるケースなどの懸念を示した。
予約手続きの進め方も、旅の手配をすべて完了した後で、宿泊オーナーの都合でキャンセルになれば、利用者は立ち往生してしまうと指摘した。

「利用者が、各サービスの内容とその金額について、すぐ理解できることが不可欠だ」と話し、エアビーのウェブサイトで「サービス料や清掃料金など、必ず含まれる料金をすべて足した」合計金額を提示するよう求めた。
合計金額を事前に正確に算出することが難しい場合は、エアビー側が、追加料金が発生する可能性があることをはっきりと伝えるべきとの考えを示した。
オーナー側の都合で予約をキャンセルする場合、公正なルールを整備するよう要求。

エアビー側は「今回の指摘を重く受け止めている。可能な限り、透明性の確保に取り組む」とコメントする一方、「利用ゲストには、サービス料や税金など、すべての料金について、予約確定の前段階で明らかにしている」と説明。
「問題になっている点について、関係当局と協議し、明らかにしていく」との考えを示した。

EU委員会は、登録物件が個人なのか、専門業者なのかも明示するよう求めている。
ホストの形態により、消費者保護法の適用ルールが異なるためだ。
エアビーの事業がEU法を順守したものになるよう、「詳細な対応策」を打ち出すことを同社に要求。内容が不十分であると判断した場合は、引き続き同社に対応を求めていく方針だ。

2018年

7月

20日

訪日中国人向け「タクシー配車アプリ」新サービス! ソフトバンクは中国大手と合弁会社設立 

ソフトバンク、訪日中国人旅行者が日本で使える「タクシー配車アプリ」で新サービス、中国大手と合弁会社を設立へ
(トラベルボイス 2018年7月19日
https://www.travelvoice.jp/20180719-114716


ライドシェアサービスの考え方は新しい時代を作り出す可能性を秘めている。
安全性、公平性などが担保されれば大いに導入すれば良いが、まだ安全性、公平性などが担保されているとは言えない。
その意味で、日本のタクシー会社と提携する「滴滴出行(DiDi」の動きに注目したい。
2018年秋より大阪でサービスを開始するという。



【ポイント】
ソフトバンクは、中国拠点のライドシェア事業「滴滴出行(DiDi、ディディチューシン)」との合弁会社「DiDiモビリティジャパン」を設立する。
新会社では、DiDiが持つ人工知能(AI)やデータ分析技術を活用し、あらゆるタクシー事業者が利用できるタクシープラットフォームを開発。日本国内での次世代タクシー配車サービスを提供する。

中国などで5億5000万人が利用するDiDiのアプリを日本のプラットフォームと連携。ローミング機能を用いて日本でも利用できるようにするため、中国人旅行者のタクシーサービス需要拡大に期待できる。
中国版DiDiアプリのユーザーは、日本国内で中国大手モバイル決済「WeChat Pay」「Alipay」を利用できる。

日本の乗客は、スマホアプリをダウンロードすると配車サービスを利用可能。
乗車場所への到着予測時刻が確認できるほか、アプリ内で決済も完了。
タクシー事業者向けには、ドライバー向けアプリと配車状況やドライバーの稼働状況が確認できる管理コンソールを提供される。アプリ上で日本語・中国語の自動翻訳機能も提供されるため、コミュニケーション向上にも役立つ。

2018年秋より大阪でサービスを開始。その後、東京や、京都、福岡、沖縄などの主要都市で無償のトライアルを進める。

2018年

7月

19日

訪日外国人数、2018年6月は15%増の270万人、1月からの上半期累計は1590万人!

【図解】訪日外国人数、2018年6月は15%増の270万人、1月からの上半期累計は1590万人に ―日本政府観光局(速報)

(トラベルボイス 2018年7月18日)
https://www.travelvoice.jp/20180718-114642
2018年6月の訪日外国人数は270万5000人(15.3%増)。
1月からの上半期累計は1589万9000人(15.6%増)で、2018年の累計は3000万人超えはほぼ確実となった。
増加率こそ15%前後に落ち着いてきたが、まだまだ訪日外国人は増加すると思われる。
【ポイント】
2018年6月の訪日外国人数(訪日外客数:推計値)は前年同月比15.3%増の270万5000人。
前年同月の234万6000人よりも35万人以上うわ回り、6月として過去最高を記録した。
1月からの上半期累計は前年比15.6%増の1589万9000人。調査対象の20市場すべてで過去最高となっている。
1位は中国76万900人(前年比29.6%増)。5月を約10万人上回った。2位は韓国60万6100人(6.5%増)、3位は台湾45万6900人(5.4%増)、4位は香港20万5500人(1.8%増)だった。
インドネシアと米国で単月過去最高を記録。
韓国、 中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、カナダ、英国、フランス、 ドイツ、イタリア、ロシア、スペインの18市場で6月として最高。
好調な中国のほか、前月に続いて欧米豪9市場すべてで前年比2桁の伸びとなった。
6月は新規就航や増便、チャーター便の運航による航空座席供給量の増加が訪日外客数の拡大に寄与。

なお、6月に大阪府北部で発生した地震や平成30年豪雨による訪日旅行市場への影響については、引き続き注意していくものとしている。

 

2018年

7月

18日

「日本酒」が海外セレブに人気 フルーティーな大吟醸よりコクのある旨口系 国により好みが異なる!

海外セレブ、日本酒で一杯がステータス 泡や古酒人気 

(日経電子版 2018/7/13)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO32753750Z00C18A7000000?n_cid=LMNST020
「和食」の普及とともに「日本酒」が海外で人気だという。
7月12日のWBSで、「獺祭」の管理状態をフランスに出向きチェックされている旭酒造の櫻井社長の姿に感動した。
フランスでは常温保存が当たり前で、ワインのように貯蔵期間が長いほうがよいと理解されているという。
賞味期限を1年も2年も過ぎたもの、常温保存のものが一流レストランで提供されている姿が紹介されていた。そして日本酒を美味しく飲んでもらうため、現地のソムリエに本当の日本酒の飲み方を教える櫻井社長が紹介されていた。
また番組の中で、「日本酒が人気だといっても、日本酒を知っている人は一握り」との紹介もあった。
訪日旅行で「和食」とともに「日本酒」を飲まれる人も増えているが、日本酒の保存や管理方法まで伝えるにはまだまだ時間がかかるのだろう。
本当に美味しい「日本酒」を味わってもらいたいものだ。
【ポイント】
海外セレブの間で日本酒がブームだという。
関税や輸送コストの影響もあり、海外では日本酒の価格は高くなりがちで、ハイエンドなすし店などで味わう高級酒というイメージが定着している。
このため海外では日本酒をたしなむことがステータスになっているというわけだ。
海外の富裕層に日本酒を売り込んでいるのはジャパントレジャーファインドの代表取締役の舘谷葉子さん。
スウェーデン・スイス・オーストラリアを拠点に、欧米の富裕層などに日本酒を紹介している。
さらに一般社団法人の日本のSAKEとWINEを愛する女性の会(通称、SAKE女の会)のメンバーとして、外国人などに日本酒セミナーなども開催している。

「外国人向けの日本酒セミナーが増えています」と話す舘谷さん。
日本酒セミナーを実施するにあたり、日本酒の歴史や味わい方などを習得してもらうという。
「日本酒は日本人とのコミュニケーションの一助になる」と考えているからだ。
経営幹部らは食通でワイン愛好家が多く、ワインと比較しながら日本酒を楽しく学ぶ。さらに理系出身者が多いことから、酵母や醸造にも詳しいという。

米国のようなある程度成熟したマーケットでも倍以上の価格で販売されていますし、北欧やオーストラリアなどでは国内小売価格の3~4倍程度で日本酒が販売がされている。
世界各国でも日本酒を売り込むためのセミナーを開催しているが、国ごとに日本酒の人気銘柄が異なる。
スウェーデンでは「日本酒デビューという人でも、フルーティーな大吟醸より、香りが穏やかでキレのよい辛口のお酒や純米酒などのコクのある旨口系の方を断然好みます」という。
スウェーデンではスピリッツ類がよく飲まれ、酒に詳しい国民も多い。
一般にビギナー向けとされる甘口やフルティーな酒はあまり支持されないのだという。
人気銘柄は、「弥右衛門」(福島/大和川酒造店)のような芳醇(ほうじゅん)で骨格のしっかりとした酒や、「一ノ蔵 無鑑査本醸造超辛口」(宮城県/一ノ蔵)などの辛口系の酒、「玉乃光 純米吟醸CLASSIC」(京都府/玉乃光酒造)など伝統製法で仕上げた力強い味わいの生(き)もと・山廃仕込み系の酒だ。

国に関係なく、エグゼクティブ層に広く人気の酒としては「長良川 T-406」(岐阜県/小町酒造)や、「一ノ蔵 濃醇熟成酒 招膳」「Madena」(宮城県/一ノ蔵)といった古酒だ。
食通が多いエグゼクティブ層は料理とのペアリングを考えて、大吟醸より辛口でコクのある酒を選ぶ傾向が強い。
さらに濃厚で複雑な味わいや香りが広がる古酒に興味津々だ。
外国人に大人気とされる華やかな吟醸香の日本酒や、コンペティション優勝銘柄などは富裕層の間では、すでに浸透しているケースも多い。
このため、新しいジャンルの古酒の方に関心が向きやすい。
ウイスキーやワインも年代物は高級品であるように、日本酒の古酒に対しても同じ価値観を持っているようだ。

世界のセレブの間では日本酒のぬる燗(かん)・熱燗(あつかん)も人気が高い。
ドイツやフランス、スイスには冬の定番として、スパイシーでほんのり甘いグリューワイン(ホットワイン)を飲む習慣があるが、グリューワインと比較しながら日本酒のぬる燗・熱燗を楽しむ富裕層もいる。

オーストラリアのアデレードに超富裕層限定の会員制クラブがある。
ここで人気なのが日本酒スパークリング。「菊泉ひとすじ」(埼玉県/滝澤酒造)はシャンパンと同じ機械をフランスからわざわざ輸入して、シャンパンと同じように製造された瓶内二次発酵の透明な強炭酸スパークリングだ。
ハレの日に泡酒を飲む習慣は世界共通で、日本酒のスパークリングという意外性で注目を集めている。
ほかには、価格がリーズナブルで、旨口系日本酒として高評価の「大七純米生もと」(福島県/大七酒造)や、同じ生もとでも上品で洗練された味わいの「大七箕輪門」(同/同)なども人気がある。
オバマ前米大統領にも供された酒の蔵として外国人に特に認知度が高い賀茂鶴酒造(広島県)の「大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴」なども不動の地位を占める。

日本酒を海外に売り込むビジネスは、大手の卸売事業者がメインだ。
舘谷さんは大手と被らない蔵元や、日本酒の普及が遅れている海外の都市部を探し、高級飲食店や富裕層に直接訪問して売り込んでいる。
リゾート地には富裕層の別荘も多く、そうしたエリアで独自にルートを開拓している。
「効率は良くないが、美食家が多く、日本酒に興味を持つ層が確実に存在するからです」と見ている。

舘谷さんの日本酒のプレゼン方法は至ってシンプル。日本酒の説明をして、テイスティングをしてもらう。そして蔵元の熱意を必死で伝えるだけだ。
舘谷さんは一念発起し、脱サラを決意。その後3年で、きき酒師、国際きき酒師、酒匠(さかしょう、日本酒のテイスティング専門資格)、日本酒学講師(日本酒を教えることができる資格)、そしてワインソムリエ、一般酒類小売業免許……と酒関連の資格を相次ぎ取得。世界に日本酒の魅力を精力的に伝え始めた。

2018年

7月

17日

handyが描くタビナカの未来図! handy Japanに元HIS社長の平林氏が参画

handy Japanに元HIS社長の平林氏が参画した背景は? その出会いからタビナカで描く未来図まで聞いてきた(PR)
(トラベルボイス 2018年7月13日
https://www.travelvoice.jp/20180713-114343


ホテル向け無料スマートフォン「handy」のレンタル事業は、単にスマホのレンタルだけの戦略ではないようだ。

ホテル管理システムと連動させることで、ルームキーや照明、空調などのルームコントロール、チェックイン・チェックアウト、精算などをhandy端末で行えるという。
またタビナカの情報から決済まで担う存在となることを目指すようだ。
タビナカの行動はタビマエに予約されているケースが多く、とはいえフリーな時間があり、的確な情報と利便性があれば、その需要は必ずあると思われる。


【ポイント】
2017年7月からホテル向けに無料スマートフォンのレンタル事業を開始したhandy Japan。立ち上げから1年で24万室への導入を達成し、2018年7月2日には、ソフトバンクとの資本提携および業務提携を実現した。
このほど元HIS社長の平林氏が、handy Japanが新たに立ち上げるトラベル事業 handyTravelのCEOに就任した。

handyの特長を「ホテルIoT、旅行代理店、メディアという3つの軸が1つになったもの」と語る。
「ホテルIoT」では、PMS(ホテル管理システム)と連動させることで、ルームキーや照明や空調などのルームコントロール、チェックイン・チェックアウト、精算などをhandy端末で行えるようになる。
PMSには宿泊客のパスポート情報からクレジットカード情報まで入っているため、あらゆるものを部屋付けにしてチェックアウト時にまとめて精算することが可能となる。

handyは「手の平に乗る旅行代理店」
旅行者がタビナカで見つけるのが難しかった旅行商材を、客室にいながら、もしくはhandyを外に持ち出しているときに探し、購入することができる。
OTAを含めた現在の旅行業界はタビマエ市場で競争しているケースが多く、タビナカ市場での成功事例はまだ少ない。平林氏は「日本は世界のどの国とも比べ物にならないくらい、タビナカのコンテンツが抱負だ」と語る
ホテルを起点として動く旅行者の身の回りに起きるすべてがhandyとつながることが、目指す姿だ。例えば都内のホテルに滞在する期間中に、1日は日帰りバスツアーに参加して富士山に行くことも可能だが、「旅行者とこれらのツアーは意外とつながっていない」と指摘する。
旅行者にとって起点となるのはホテルである。ホテルを起点とし、さまざまな事業者の売上につながる「handy経済圏」の確立こそ、目指すタビナカ市場攻略の将来像と言えるだろう。

外国人旅行者の視点に立てば、これまで見つけにくかった地域の魅力などが見つけやすくなる。
地域の観光事業者は広告をhandy上に出稿することで、タビナカの旅行者にアプローチすることが可能になる。
また、災害時の安否確認と情報提供にもメディアとして寄与する。

handy Japanは、立ち上げからわずか半年で国内ホテル23万室への導入を実現。
当初は人数が少なかったこともあり、効率性の観点から営業を展開したのはチェーンホテルだけだった。7月2日に発表したソフトバンクとの提携により、今後は全国のソフトバンクの法人営業チームが営業を推進することになるため、さらなるシェアの拡大は必至だ。

宿泊施設のほかにもレンタカーや観光案内所など、さまざまな観光事業者の方が使うことを想定している」

ホテルのシステムは、handyによって統合され、ホテルのトータルコストは下がっていく可能性がある。また、城崎温泉のような「地域ホテル」という考え方もhandyを導入することで比較的容易に実現可能となる。すべての客室に導入されることになれば、地域通貨の導入も実現可能だ。

付加価値として、ホテルは宿泊客の行動を解析したデータを取得できるメリットがあるが、ソフトバンクとの業務提携により、ビッグデータを活用した詳細な分析が可能になる。

日本のクルーズ船利用者がインバウンド・日本人とも過去最高!