国際見本市の話 ③

見本市会場は質素でよいのは当然と思うが、シンガポール等を見ると周辺にアミューズメント施設やカジノが建設された『統合型リゾート』という手法で建設されているのを見逃してはいけない。

魅力ある国際見本市や国際会議を開催するためには、周辺に大規模な宿泊施設がいる。海外からは家族連れで来られることが多いので、家族が楽しむことができるアミューズメント施設が併設されていることが求められるのだ。

カジノの是非ではなく、利用者の立場に立った施設建設が望まれると思う。

 

見本市は商談の場

日本の見本市は、出展社がブースに立ちバイヤーが寄ってくれるのを待つスタイルだ。商談になっても、名刺をもらい「後ほど営業から連絡させます」としている。世界における見本市は、テーブルに座って真剣に売買交渉するスタイルがほとんどだという。単なるプレゼンテーションの場ではなく、バイヤーも数日かけて商品を探している。

日本の見本市の場合、バイヤーを引き込むためのチラシ配布や宣伝合戦と、まるでお祭りのように騒がしいという。海外では、商談の邪魔になるとしてこれらの行為を禁止している見本市会場もあるそうだ。

日本の見本市は、『商品を売る』という姿勢に立っていないと著者は指摘している。

 

私も、見本市は企業にとって新製品のプレゼンテーションの場であり、来場者は、情報収集の場に過ぎないと思っていたが、その場で売買が成立するとすれば、見本市のあり方が変わるのではないかと思う。

 

http://www.amazon.co.jp/正直者はバカをみない―日本一の見本市ビジネスをつくった男の成功哲学-石積-忠夫/dp/4478002835

 

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    Hide (金曜日, 31 5月 2013 00:12)

    石積さんの考えは正しいし、そんなこと言われたってと考える経営者も多く居るのも事実。今日もEU系の国際機関の方と、フューチャーライフスクウェア@中小企業総合展でお話ししましたが、全く同じ議論をしました。日本企業が欧州の展示会で討ち死にしている原因ですね。EUでの展示会への日本企業誘致に当たっては、まずは十分な現地での行動様式のレクチャーと当日までにやらなければならないことの指導を付帯サービスにつけてもらうようにお願いしました。