自治体Facebookページを活用した観光の取り組み ②

じゃらんの『とーりまかし』3月号に掲載されていた、富士市と鎌倉市のFacebookページの活用例についてご紹介する。
 
プロジェクトは2012年春から始まったそうだ。富士山の世界遺産登録をひかえて気運が盛り上がっているなかで、原案が立ち上がり、ソーシャルメディア活用について検討が始まったという。アプロケーション開発、システム開発、ロゴの決定等をふまえ、201212月に投稿者の一時募集、20131月に投稿者説明会、プレス発表へと進んだという。
 
Facebookページの、今後の活用プランについてご紹介する。
 
    多くの「いいね」が寄せられた記事をストックして、観光webのコンテンツとして活用したり、「市民が作る観光ガイド」として書籍化することができる。
    投稿内容は、マスメディアでは発掘できなかった「地域住民が発見したコンテンツ」であり、マスメディア取材にも活用できる。
    「かまくらさん」「ふじ氏」が観光大使のように名刺を持つことにより、「あなたも「かまくらさん」「ふじ氏」でしたか」とのコミュニケーションが生まれる。
     “富士山のゴミ拾い”などのボランティア活動も、「かまくらさん」「ふじ氏」が核になりながら展開することができる。
    「かまくらさん」「ふじ氏」の認知度が上がれば、イベントや店舗のPR役として活躍してもらうことができる。
    投稿者である「かまくらさん」「ふじ氏」は、地域愛が強く、参加意識が高いので、彼らをネットワーク化することにより、地域振興事業のクラウドファンティング(不特定多数の人によるインターネットを通じた寄付)の母体になりうる。
等の効果が期待できるとある。
 
 
また、「県庁おもてなし課」ではないが、投稿者を「観光大使」に任命することにより、さらに情報発信が高まると思う。
 
行政が主催する市民参加の会合等では、「行政に対する不満・非難」が述べられることが多く、自治体としては敬遠しがちである。
三鷹市長の清原氏や、元ニセコ町長の逢坂氏から、「自治基本条例」を作るために開いた“”市民会議でも、“3ヶ月は住民からの非難で荒れる”とお聞きしたことがある。しかし3ヶ月も過ぎると、「あなたの意見は良く分かった。しかし、非難ばかりしても良くならない。これから、どのようにすれば良いかの議論をしよう」と誰かが言い出すという。
Facebookページの活用も、相互理解を進めるツールだと思えばよい。
信頼関係は一日にして獲得できるものでなく、地道に進めなければならないものだと思う。

 

かまくらさん

https://www.facebook.com/kamakurasan1192

ふじ氏

https://www.facebook.com/Fuzhishi