平成25年版 観光白書 ②

「平成24年度観光の状況」及び「平成25年度観光施策」(観光白書)のポイント②をご紹介する。  
 
○ これまでは、『訪日ブランド』を構築するという戦略に乏しく、日本全体のイメージを訴求できていなかった。
 
○ 今後の展開として、「日本を旅行することでしか得られない3つの価値」を、日本の統一イメージとして、世界に浸透する取り組みを行う。
⑴日本人の神秘的で不思議な「気質」に触れることができる。(Character)
⑵日本人が細部までこだわり抜いた「作品」に出会える。(Creation)
⑶日本人の普段の「生活」にあるちょっとしたことを経験できる。(Common Life)
 
○ 訪日外国人は、韓国、台湾、中国、香港で約65%を占める。また、成長が著しい東南アジアからの誘客に本格的に取り組む。その一環として、ムスリムの受入環境整備を進める。
 
○ 訪日外国人旅行者の受入環境として、標識等の他言語表記の推進、外国人観光案内所のネットワーク構築、無線LANの整備、海外クレジットカードでキャッシング可能なATMの整備、鉄道の企画乗車券等の造成に官民連携して取り組む等があげられている。
 【訪日外国人旅行者が旅行中に感じた不満】
  ・標識等(案内板、道路標識、地図)  37.3%
  ・観光案内所  28.9%
  ・言葉  20.0%
  ・クレジットカード  17.8%
  ・交通  15.4%
 
○ 1990年代の日本は、アジアで圧倒的なMICE先進国だったが、2000年前後から中国、韓国、シンガポールが国際会議開催を伸ばすなかで、日本の割合は低下した。グローバルレベルのMICE誘致に打ち勝つことにできるコンベンション都市の育成に努める。
 
○ 日本の旅行業の旅行取扱高は、平成8年9.92兆円が平成23年には6.29兆円と36.6%減少。また宿泊業も、平成3年に4.94兆円だった市場規模が平成23年には2.70兆円と45.3%減少。
 
○ 観光産業の強化のための方策として、観光サービスの品質の維持・向上を通じた我が国観光産業のブランド確立のため、ツアーオペレーター認証制度の導入等があげられている。
 
○ 宿泊施設の無料公衆無線LANの整備状況は、全館整備11%、一部整備49%、未整備40%となっている。
 
○ オールジャパンに寄る訪日プロモーションの実施
 
 
オールジャパンで、官民の壁を超えて観光に力を注がないわけにはいかない! これはずっと言い続けてきたことだが、やっと本気の取り組みにさしかかるところにきたかとの思いを持つ。
訪日外国人旅行者が旅行中に感じた不満を解消するのも当たり前だし、無料公衆無線LAN(フリーWiFi)の整備も当たり前だ。これらの壁になるのは既存組織の既得権益だけだ。
『Character』『Creation』『Common Life』も当たり前だ。ともかく少しでも早く実現しなければならない。私達NPO『スマート観光推進機構』としても取り組みたいと思う。
 
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000183.html