peachの挑戦 ①

先日の“うめきたMICE特別セミナー”でpeachの井上慎一代表取締役CEOの講演をお聞きしたのでご紹介する。
 
冒頭、8/27に“関空〜成田”就航PRのため、丸の内や表参道で冷やしたおしぼりを配ったが、東京の人は、かいもく受け取らないとの紹介があった。関東との気質の差だろうが、LCCの事業を関西で始めて良かったと話された。
 
LCCとは何か? 「圧倒的低価格による新規・潜在需要を掘り起こすビジネスモデル」に他ならないと語られた。これまでのレガシーキャリアとチャーター便は微減にはなっているが、需要は減っていない。LCCは1997年頃から就航しているが、この10年で航空市場を倍増させている。まさに潜在需要を掘り起こしたのだという。
 
LCCは1970年代アメリカから始まり、1990年代にヨーロッパに広がり、2000年代にアジアに広がった。そして成功したLCCより消えていったLCCのほうが多いという。
欧米でのLCCシェアは30%。LCCは「格安航空」と訳されているが、安かろう悪かろうのビジネスモデルではない。いかに低コストで運行できるか挑戦したビジネスモデルである。
 
Peachは、LCC構想から約4年、準備開始から約2年、会社設立から1年で就航というスピードで事業が進んだ。出資者は全日空が38.67%、株式会社産業革新機構が28.0%、海外33.33%の比率となり、ANAの連結子会社ではないことを強調された。
Peachの特徴は、国際線への重点展開。先進テクノロジーの積極導入による「安全」かつ「低コストオペレーション」。多様な業界、国籍からの人材登用にあるという。
 
Peachのモデルは“空飛ぶ電車”という。搭乗券をweb予約(コールセンターは有料)し、予約後即決済、座席指定は有料(指定しない場合は当日、自動敵に席が決定)、払戻しなし、無人チェックイン機で搭乗(バーコード)、受託手荷物有料、ラウンジなし、徒歩やバスでの搭乗というシステムだ。
 
Peachのモデルを“空飛ぶ電車”という表現は分かりやすい。電車は、自分で切符を買って,自動改札をくぐり、乗車する。手続きから乗車まで自分でやるのが基本だと思えばよい。
ともかく井上CEOは明るく元気だった。あの雰囲気で事業をグイグイ引っ張っていけば、社員はハッピーになれると思う。
下記のURLの「日経ビジネスオンライン」の井上CEOインタビュー記事も必見である。
 
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130624/250117/?rt=nocnt