『ななつ星in九州』の旅 ④

友人Qさんの、「ななつ星in九州」の旅のレポート④を転載させていただきます。
 
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「金星ラウンジ」には14組のゲストがおられたが、我が夫婦より若いカップルは一組のみだった。後から名刺交換すると、岩手医科大学の医師で、新婚旅行にななつ星に乗ることにしたとのことだった。
 
乗客が集まったところで、唐池社長が挨拶に立った。
「一年ほど前に予約をスタートしたところ即時申し込みがあり、高い倍率の中をくじ運の強い
お客様ばかりを迎えることになった。() ななつ星は新しい日本の鉄道の旅を切り拓き、九州の観光を変えていくという決意である。1428名皆様と一緒に「これからの日本の旅」を興奮の中で大いに楽しんで行きましょう」と挨拶があった。
 
続いてトレインマネージャーから、9人の搭乗クルーの紹介があり、スパークリングワインでスタートの乾杯となった。
いよいよホームに向かう。そこには金星ラウンジからレッドカーペットが敷かれているではないか、私どもを世話してくれるクルーの後について階段を下りると、ホームが見えてくる。
そこには、ななつ星の出発を一目みようとする溢れんばかりの人がおり、出発式スペースの後ろにはテレビカメラが多数控えていた。
 
出発式展には我々の席も用意され、前に知事、市長、議員、JR九州の役員が並んでいた。唐池社長、福岡県知事の挨拶と続き、最後にデザイナーの水戸岡鋭治氏が壇上に立った。
車両を造くられたメーカー、日本の匠、そして匠の夫人、そして乗客の皆さんに謝辞を述べ、「このプロジェクトを遂行する唐池社長はすごい、私たちの誇りだ」と挨拶された。
最後は言葉に詰まった様子だった。
 
1228分、リヤルレッドのななつ星の車体が、大きな歓声、カメラのシャッター音、フラッシュの光を浴びながらホームに入ってきた。
いよいよ「新たな人生にめぐり逢う、旅」のスタートになる。
 
(つづく)