ダボス会議の報告、そして「観光」

2/19(水)18:30 Global Vision 「観光都市・京都の可能性と、世界からみた京都」が、ハイアット・リージェンシー京都であり、参加してきました。

 

妙心寺退蔵院の松山大耕さんがダボス会議に参加された報告と、ヨーロッパの最新レポートについて話され、のぞみの藤田さんとトークセッションされたものです。

ダボス会議には全日本仏教会が招待され、東大寺の北河原長老様と退蔵院の松山大耕さんが出席されたとのことでした。

 

「ダボス会議に宗教者が参加することに意味はあるのか」と思いながら参加したそうですが、宗教者が参加することにより「議論がブレークスルーすることができる」ので参加して良かった。参加している世界のいろいろな立場の人と議論できることが素晴らしいと語られました。

ダボス会議は世界の問題、特に経済問題が語られる場ですが、政治家や学者は論理的に語ることは得意ですが、「情緒が無い」「愛が無い」ですね。とも語られ、宗教者が入る意義を感じたとも話されました。

 

日本の仏教に、20〜30歳代の若者が期待を寄せているそうです。「中国は文化大革命以後、倫理観が無くなった」という中国の若者が「中国に利他の心を取り戻したい」との事例の紹介がありました。

日本の文化や禅の心への注目が高く、世界の政治、経済のトップから多くの質問が寄せられた。

アフリカに中国の進出が注目されているようだが、日本の貢献はもの凄い! 儲かるか儲からないか分からないことをしっかり支援している。日本への感謝の念はアフリカでも多くの支持を集めている。緒方貞子さんが「ヒューマンセキュリティを進めよう」と話されたそうです。

 

海外での日本人の頑張りの事例もたくさんお聞きしました。

スペイン バルセロナのサクラダファミリアの主任彫刻家の外尾悦郎さんの話や、フランスで三ツ星レストランを経営する日本人シェなど、ともかく頑張っている日本人が多いこと、そして彼らが「日本文化の良さ」を発信している姿に嬉しくなった。

 

それにひきかえ「日本では世界の人を受け入れているのか」、「日本のトップクラスのお寺の建築のトップをスペイン人に引き受けてもらうことが許せるか」ということ。

京都でもやっと和食の修行の受け入れが始まりまたが、日本文化を知って、その日本文化を世界に広めることが大切ではないかとのお話でした。

後のトークセッションで藤田さんから、高台寺の庭師にかなり外国人が入っていることの紹介があり、庭師の棟梁がよくできた人で「日本で庭師の勉強をして母国で広げてほしい」と思って外国人を受け入れておられるようです。

 

『観光』については、ただ観る観光「seeing」から、体験型の観光「doing」に移っている。これからは、より精神的に豊かになる観光「being」が求められてくると語られました。

 

ともかく勉強になりました。