地方はオリジナリティを売りにするな!(松嶋シェフの対談)

地方はオリジナリティを売りにするな!
外国人が惹きつけられる日本の観光地の条件 
松嶋啓介シェフ×柳川範之・東大大学院教授【後編】
(ダイヤモンドオンライン 9月3日)
http://diamond.jp/articles/-/58547

アイディンティティを持つことは大切だが、オリジナリティを強調しすぎるのではなく、文化のつながりを強調するほうが良いということに共感しました。
なにわの都、奈良の都、京都の都とのオンリーワンを争うより、歴史の連続性、関連性を伝えたほうが説得力が増します。
時代は、競争より連携を求めていると思います。


【ポイント】
・フランスの場合、それぞれの地方が独自色を持っていて、アイデンティティと気概を持っている。
・ヨーロッパの経済特区も時代の変化が起きるときに生まれている。フランスの経済をうまくまわすためにモナコがあり、イタリアの経済をうまくまわすためマルタがあった。
・ドバイにはヨーロッパ人ばかり。ヨーロッパ人のお金を使って、UAEのお金としてフランスの物件を買い占めて、うまくまわそうとしている。
・福岡の場合、福岡を支点に周囲をまわそうという発想がないことが、福岡が地方都市で終わっている原因だ。
・ニースは、周りの地域との関係性をつくりながら、観光都市としてやっているので、同じ発想を持てばいい。
・地方発の可能性は、地方空港から直接海外に飛べるようになったことから、東京経由でなくてもモノもヒトも動かせるようになった。
・福岡が釜山とつながり、釜山の人に「福岡のあれはうまいよね」「あそこでゆっくりするのはいいよね」と言わせたら勝ち。
・自分たちが良いと思っていることを伝えることも大事だが、その国の人たちが一番良いと思っていることをやってあげることも大事。
・大航海時代に、いろいろな文化が食がその土地に残されている。
 金沢にナンプラーのようなものがある。北前船が北海道から金沢に昆布を運び、それを京都まで運び、大商人の船が東南アジアまでいって、ナンプラーが金沢のものになった。
・地方がオリジナリティを強調しすぎる。違いをアピールするより、文化的なルーツはここでつながっているとしたほうが、ずっと魅力的な観光資源になる。