聖護院八ッ橋総本店の鈴鹿可奈子さんの取り組み

「MBAでは、八ッ橋は売れません」320年つづく老舗和菓子店が教えてくれた"京都の商い”

(「THE HUFFINGTON POST」 10月4日)
http://www.huffingtonpost.jp/2014/10/03/kyoto-shogoin-kanako-suzuka-_n_5925218.html
 
鈴鹿可奈子さんは、生八つ橋という菓子の伝統を守りながら、新商品に革新を吹き込んでいる。
それも学んだMBAのような合理的な考え方も参考にするが、合理・効率だけでない、京都という地元の「おつきあい」を大切にするからこそ得られるものだという。
 
【 要 旨 】
京都で320年以上続く老舗・聖護院八ッ橋総本店の鈴鹿可奈子さんは、米カリフォルニア大学に留学しMBAの基礎を学び、聖護院八ッ橋総本店に入社後、MBAの視点を事業に取り入れようとしたが、実情に合わず、社長である父とよく衝突したという。
MBAを学んだ経営者のなかには「おつきあいは無駄」と見なす人も少なくないが、「おつきあい」を基に、地元の話題から取引の会話を始められることと気がついたという。
 
生八つ橋を使った「nikiniki」という商品が人気だという。
「nikiniki」は、お店で5種類の好きな生八ッ橋と、数種類のあんや季節の果物のコンフィチュールなどの組み合わせを指定し、その場で詰めてカウンターで食するスタイルの商品だそうだ。
生八ッ橋を使用するため賞味期限は12日、「nikiniki」の商品の中には、当日限りの消費期限の商品もあるという。
東京へ進出の話もあったそうだが、事業の拡張よりももっと大事にしたいことがあるので、東京への出店は考えないという。
聖護院八ッ橋総本店には、代々語り継がれてきた「人を大切に」と「地元を大切に」という2つの方針があるからだという。