体験ツアーのマッチングサイト「Voyagin(ボヤジン)」

アジアを舞台に生活感満載の体験ツアー提供で急成長
(日経ビジネスオンライン 1月22日)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150109/275992/?n_cid=nbpnbo_mlt


体験ツアーのマッチングサイト「Voyagin」は注目に値する。
着地型観光の商品を地元で展開するのではなく、アジアを中心にした世界をマーケットとして展開されている。
市場は大きく、この半年で売り上げが8倍になったという。


【ポイント】
・「その土地ならではの生活が垣間見れるような旅行体験」と旅行者をつなぐマッチングサイト。
 インドでは「デリーのスラムでの交流体験」や「ムンバイで洗濯屋見学ツアー」、日本では「ギャルメイクで日本の可愛い女の子になろう」など。
 費用は500円~10万円台と幅があり、バックパッカーから富裕層までを顧客に取り込む。
 Voyaginは2012年のサービス開始し、現在、日本、インド、タイ、ベトナム、インドネシア、香港、台湾、シンガポールの8カ国・地域で展開中。
 サイトは英語、日本語、中国語の3言語に対応。
 ユーザーの9割が英語ユーザー。
 アジアの50以上の地域で約1620件の体験を提供し、月に数千件の成約がある。 ここ半年間で売り上げが8倍になった。

・ツアーやアクティビティの内容をVoyaginのサイト上に掲載して集客する。書類審査、面談をパスした後にサイトで掲載となる。
 出展者には個人も法人もいて、個人の方はどちらかというと交流目的で単価も安めで掲載している。
 旅行業界はオンラインでの集客チャネルの一つとして利用している。

・日本在住、あるいは日本を旅行中の外国人ユーザーからのアクセスも多い。
 ペニンシュラやマンダリン オリエンタルなどの5つ星ホテルとも取引があり、ホテルのコンシェルジュでさばけないとき、依頼があり、アレンジした体験を提供している。

・サイトで予約するだけでなく、サイトが面倒という人にはチャットウインドウが開かれるようになっている。
 迷っている人、見込みが高い人には電話に切り替え、要望をしっかり聞いて、オススメの商品を紹介している。
 チャットとメールだと往復が多くなるので、電話でやった方がいいケースもある。
 サポートはほとんどが英語。ネイティブスピーカーが担当している。
 平均単価は120ドルぐらいだが、15万円とか20万円分買ってくれるケースもある。

・歌舞伎町の「ロボットレストラン」の10分の1はVoyagin経由のお客さま。相撲の稽古場や築地見学ツアーも人気がある。
 ユニークという軸で商品を作っているが、コンスタントに売れるのは定番モノ。
 Voyaginという名前自体まだ知られていないので、今はトップページからではなく、検索ワードで個別のページへ来る流れが主流。
 全体の8割ぐらいを日本での体験が占めている。

・米国の「Viator」と「Get Your Guide」という大手の会社に注目している。
 「Get Your Guide」は欧州中心にやっていて、欧州だけでもマーケットが大きいので、そこにフォーカスしている。
 「Viator」は世界中にフォーカスしており、アジアもそこそこ強いですが、国によっては100未満のアクティビティ数しかない。

・今は旅行業務取扱管理者資格との関係で、宿泊や交通を絡めない商品を扱っている。
 今後は資格を取って、宿泊や交通が絡む商品を仕入れてもっとラインナップを広げたい。