『ムスリムフレンドリー』という”おもてなし”!

『インバウンドにおけるムスリムフレンドリー』の講演をお聞きしました。
 (講師: 株式会社シーズの三宅基生CEO)

 
『ムスリムフレンドリーMAP』というムスリムに向けた飲食、宿泊、礼拝などの情報をわかりやすくした大阪版パンフが関空に置かれています。

提供可能なサービスを20種類ほどのアイコンで表示した優れものでした。
『ハラール認証』を取らなくても、ムスリムに必要な情報の伝え方があるのだと知りました。
ムスリムには、厳格な『ハラル認証』を求められる方もいますが、観光客としてのムスリムは、敬虔な方からお酒も飲む寛容な方まで個人差が多い(ただし豚肉は絶対ダメ)との話には納得でした。
近畿一円のムスリム対応アプリ版も提供されているようです。奈良と滋賀の情報はまだ未掲載との話なので、私たちNPOでも協力してまいりたいと思います。


【ムスリムフレンドリー5か条】
・  イスラム教のハラルを知ろう
・  ムスリムの方の立場で考えましょう
・  身の丈に合ったおもてなしをしましょう
・  おもてなしの内容を正しくお知らせしましょう
・  評価はムスリムの方にゆだねよう


『ムスリムフレンドリーMAP』
・  大阪観光局へ提案して大阪版の『ムスリムフレンドリーMAP』の冊子を1年半前に作成し、関空に設置されている。
  http://muslim-friendly.jp.net
  訪日外国人の評価は分からないが、留学生から評価を得ている。
・  近畿一円のムスリム対応をしたアプリ版も提供している。(滋賀や奈良はまだ未掲載)
・  日本でまだオンリーワンのもの。(東京でも動きあり)

 『ムスリムフレンドリー』
・ イスラム国向けハラル → イスラム法に全て適合 → 『ハラル認証』
  日本国内におけるハラル → ポークフリー・アルコールフリー・礼拝 → 『ムスリムフレンドリー』
・ 日本の飲食店ではハラル認証が難しいとの認識があるが、観光客としてのムスリムの特徴は次のとおり。
   ※敬虔な方、お酒も飲む寛容な方まで個人差が多い
   ※非常に厳格な方は、旅行先に日本を選ばない
   ※礼拝の回数を減らす方もいる
   ※女性はヒジャブを必ず頭に撒いている
   ※ハラル認証やハラルの知識を持っていることを喜ぶ
   ※豚は絶対に食べないし、形自体も見たくない、豚は絶対ダメ!

・ 「飲食におけるムスリムフレンドリー」は次のとおり。提供できるものを分かりやすく表示することが求められる。
   ※和食のムスリムフレンドリーが求められている(和食のニーズが高い)
   ※レストランオーナー、スタッフがムスリムを理解している
   ※肉はハラルのものを利用している
   ※ポークフリーで提供している
   ※ノンアルコール調味料を使用している
   ※ベジタリアン対応をしている
   ※アルコール飲料を販売しない or アルコール飲料を別にサーブして提供する
   ※ハラル関係食材を使用している
   ※別キッチンを設けている。(ハラル専用キッチン) or 調理器具を専用にしている
   ※食器は1回ごとの使い捨てを使用している

・  和食を食べたい、日本文化に触れたいというニーズが多い 
   ※「ポークフリー」と言えば理解する方が多い
   ※メッカの方向をキブラで表示する
   ※温泉に入りたい場合は、家族風呂等で対応する
   ※アルコール(お酒、醤油、みりん)は、ムスリムの方に確認する
   ※お酒は個人差が大きい
   ※醤油・みりんはほとんど問題にされない

・ 『ムスリムフレンドリー』という言葉は理解しやすい言葉でした。ただ、まだ造語の段階だそうです。