訪日客の急増で、「タクシー運転手」が憧れの職業になる? 

訪日客の急増で、「タクシー運転手」が憧れの職業になる?
〜大卒、海外留学、女性…インバウンドの先進人材育成に動く〜
(日経ビジネスオンライン 7月31日)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/261527/072800002/?n_cid=nbpnbo_mlt&rt=nocnt


東京ではKmが、京都ではエムケイが英語ドライバーを養成して、京都検定なども積極的に取得させているようです。
明らかにタクシー運転手に外国語が求められる時代になっています。
地下鉄でも訪日外国人が増えるなかで英語による対応が求められています。
その点、現場の駅職員の方が危機感を持ち、率先して英語を勉強しています。
私が携わったサービスマネージャーの意識は相当に高いです。
時代が英語能力を求めているので、率先して英語能力を高める人材を評価する制度に変えていかなねればなりません。


【ポイント】
・この15年を振り返ると、規制緩和による新規参入で車両数が増加する一方、輸送人員は約4分の3となり、運送収入は10年で約15%も減少した。
今、全国にあるタクシー会社の6割以上は赤字経営です。

・業界の変革に挑むのは、東の「km」こと国際自動車、西のエムケイ(MKタクシー)です。
Kmは既に、年間100人を超える大学新卒のタクシー運転手を採用しています。エムケイは英語ドライバーの養成、海外留学制度の拡充や新たな高卒採用制度など、人材育成に力を入れています。

・東京では2012年度より東京乗用旅客自動車協会の観光タクシードライバー認定にあたって「東京シティガイド検定」の合格を認定条件とする制度が採用され、2013年度は受験者1401名中、69.8%をタクシー業界が占めました。
(公財)東京タクシーセンターでは外国人旅客に対応するための英語接遇研修を行い、羽田空港国際線に修了者が乗務するタクシーだけが入構できる優良タクシー乗り場を設置。修了者は2014年10月現在1024人に上っています。

・Kmが「英語タクシー」の取り組みを開始したのは1985年。当初は有志による英会話の勉強からスタート。1990年「英会話ドライバー制度」を整備すると、1992年には「留学制度」を導入しました。しかし、英語タクシーの需要は一定数あるものの、しばらく市場に大きな伸びはありませんでした。爆発的な伸びを見せたのは2020年の東京五輪招致決定以降で、2014年度の需要は前年度の2倍近くに伸びました。ただ実際には、英語ドライバーの不足から600件は断る事態となりました。

・Kmには「着物でセレブ! ハイヤー東京観光」というプランがあり、高級車のセンチュリーを5時間貸し切り、プロに着物の着付けをしてもらって非日常の東京体験ができます。

・現在、エムケイの乗務員1550人のうち、英語対応できる人材は「安心して観光ガイドを任せられる」30名、「英語のコミュニケーションができる」20名を合わせて50名ほど。エムケイはこれを今後2020年までに200名にする目標を立てています。
エムケイには独自の語学の資格制度があり、1級から8級でランク分けされています。
今年に入って留学制度も拡充しました。

・エムケイでは観光案内ができる京都通ドライバー育成のために社内観光資格制度も設置しており、「京都検定」の受験も推進しています。
今年3月に京都市が設置した「京都観光おもてなしコンシェルジュ」には1事業者としては最多となる29名が任命されました。
うち2名は英語対応ができるコンシェルジュに認定されています。