世界遺産を振り返えってみる!

この夏「世界遺産の達人」になる! 〜国内19件の見どころ早わかりガイド〜
(ダイアモンドオンライン 8月7日)
http://diamond.jp/articles/-/76298
 

日本の世界遺産も19件にものぼっている。
そもそも世界遺産は「観光促進」のためにあるわけではなく、『顕著な普遍的価値をもつ人類共通の遺産を、完全に近い状態で長く後世に残す』ことが目的のものである。
観光客の増加につながるケースが多く、各自治体は懸命に世界遺産登録を目指している。
しかし、世界遺産に登録されると観光施設を増やしたり、駐車場を広げるなどについて大きく困難になる。
そして保存管理計画を作成し、きっちり保存する必要も生じる。
 
外国では世界遺産登録を辞退したり、登録延期になったものも少なくないようだ。
安易な世界遺産登録は街の発展を阻害するものだとも思われる。
http://homepage1.nifty.com/uraisan/yakata/yakata_eu.html
 

【ポイント】

世界遺産には『文化遺産』『自然遺産』『複合資産』がある。
■文化遺産……歴史上、芸術上または学術上顕著な普遍的価値を有する記念物、建造物群および遺跡など
■自然遺産……鑑賞上、学術上または保全上顕著な普遍的価値を有する自然地域や地質、地形、生態系および絶滅危惧種の生息地など
■複合遺産……文化遺産と自然遺産の両方を満たすもの
 
世界遺産登録に至るまでには、「世界遺産条約履行のための作業指針」で規定されているように、まず各国の関係機関が世界遺産登録を目指す「暫定リスト」をまとめ、ユネスコ世界遺産委員会に提出。その暫定リストの中から条件が整ったものを順次推薦し、現地調査を依頼する。
文化遺産候補はICOMOS(国際記念物遺跡会議)が、自然遺産候補はIUCN(国際自然保護連合)がその評価を行い、報告書をユネスコ世界遺産委員会に提出。それに基づき、毎年開催される会合で世界遺産登録の可否が決定されることとなる。
 
2015年現在、163の国において、文化遺産802件、自然遺産197件、複合遺産32件、計1031件の世界遺産が登録されている。
ここ数年、世界遺産への登録が相次いでいる日本だが、国内における歴史は意外に浅く、1992年に世界遺産条約を批准し、1993年に一挙に4件の世界遺産登録が認められたのが最初だ。現在の登録数は、文化遺産15件、自然遺産4件の計19件となっている。
 
●法隆寺地域の仏教建造物(奈良県/1993年登録/世界文化遺産/奈良)
●姫路城(兵庫県/1993年登録/世界文化遺産)
●白神山地(青森県~秋田県/1993年登録/世界自然遺産)
●屋久島(鹿児島県/1993年登録/世界自然遺産)
●古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)(京都府・滋賀県/1994年登録/世界文化遺産)
●白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜県・富山県/1995年登録/世界文化遺産)
●原爆ドーム(広島県/1996年登録/世界文化遺産)
●嚴島神社(広島県/1996年登録/世界文化遺産)
●古都奈良の文化財(奈良県/1998年登録/世界文化遺産)
●日光の社寺(栃木県/1999年登録/世界文化遺産)
●琉球王国のグスク及び関連遺産群(沖縄県/2000年登録/世界文化遺産)
●紀伊山地の霊場と参詣道(三重県・奈良県・和歌山県/2004年登録/世界文化遺産)
●知床(北海道/2005年登録/世界自然遺産)
●石見銀山遺跡とその文化的景観(島根県/2007年登録/世界文化遺産)
●平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―(岩手県/2011年登録/世界文化遺産)
●小笠原諸島(東京都/2011年登録/世界自然遺産)
●富士山―信仰の対象と芸術の源泉―(山梨県・静岡県/2013年登録/世界文化遺産)
●富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県/2014年登録/世界文化遺産)
●明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業(山口県・鹿児島県・静岡県・岩手県・佐賀県・長崎県・福岡県・熊本県/2015年登録/世界文化遺産)