家電メーカー、観光客に「爆売れ」の死角!

家電メーカー、観光客に「爆売れ」の死角 〜パナソニックに学ぶ中国人への配慮〜
(日経ビジネスオンライン 7月17日)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/071600027/?n_cid=nbpnbo_fbbn&rt=nocnt
 

爆買いした温水洗浄便座を本国に持ち帰ったところ、利用できなかったり、故障したときの対応は大変だろう…
家電メーカーは海外仕様モデルを生産しているようだが、製品数は少ないという。
海外の隅々までメンテナンスを充実させることは事実上不可能であろうし、悩みは理解できる。
これからのサービスはメンテナンスの充実なのかもしれない。
 

【ポイント】
・羽田空港の国際線ターミナル。到着ゲートを出てすぐの「一等地」に、「ようこそ、ごはんの美味しい国へ」と中国語と英語でこう書かれたブースが登場した。パナソニックが自社家電を外国人観光客向けにPRするために設置したものだ。
ブース内には炊飯器のほか、デジタルカメラやシェーバー、温水便座などの海外仕様モデルも展示されていた。
QRコードがパンフレットやボードなどに印刷されており、携帯電話で読み取ると詳しい製品の情報を見ることができる。(英語、中国語、日本語)

・パナソニックの場合、外国人観光客向けのモデルで温水便座は前年比6倍、炊飯器は4倍の勢いで売れているらしい。

・「死角」の1つ目は、アフターサービスの充実だ。
中国人は、世界で最もアフターサービスに厳しいと言われている。
中国メーカーの製品は壊れやすいけれど、その代わり故障したときの修理や代替品の提供などの行動は外資系メーカーに比べると圧倒的に早い。

・ラオックス銀座本店に置いている炊飯器からシェーバー、空気清浄機など、多くの製品が海外保証の対象になっている。
パナソニックの炊飯器(ツーリストモデル)の場合、米国、インドネシア、シンガポール、中国、韓国など8カ国・地域で修理サービスを受けることが可能。デジカメに至っては、コスタリカやグアテマラなどの中南米やバーレーン、クウェート、オマーン、エジプトなどの中近東、アフリカ地域など実に70カ国で修理を受け入れている。
中国で温水洗浄便座の無料取り付けサービスを行っている。

・もう一つの死角が、海外仕様モデルの製品群が少ないことだ。
日本の家電量販店には、海外対応モデルでない場合、「どうしても欲しいと言う人は電圧の変換アダプターを購入してもらっていますが、海外保証対象外なのでおすすめはしていません」と言う。