“アパホテルの3万円”は当たり前なのか!

“アパホテル3万円”は当たり前に? 〜あのホテルグループ代表が東京のホテル料金の未来を大胆予測〜

(日経ビジネスオンライン 9月1日)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/083100055/?n_cid=nbpnbo_mlp&rt=nocnt


訪日外国人が急増し、ホテルの空き部屋が不足している。
このような状況の中で、「アパホテル」の宿泊料金が1泊3万円程度に高騰する日が出てきている。
ネットで3万円を超えるアパホテルの噂が飛んでおり、我が目を疑ったが、
アパホテルの元谷氏は「ホテルの部屋も需給状況によって、その日の値段が上下するのは当たり前」と言い切る。
どう考えても異常としか思えないのだが…


【ポイント】
アパホテルの親会社アパグループの代表を務める元谷外志雄(もとや・としお)氏に聞いてみた。
ホテルの部屋も需給状況によって、その日の値段が上下するのは当たり前。グローバルではこれが普通です。
そもそも日本のホテル料金は世界的にみて安すぎたし、数が少なすぎることも問題。

正規料金を基準として、周辺のホテル需給のひっ迫状況を見ながら、一定の倍率で料金を上げ下げする権限を支配人に持たせている。
そのため、閑散とする時期には1泊数千円~1万円台の部屋も、繁忙期には2~3万円程度と大きく料金が変動する。
8月中旬の全国のアパホテルの客室平均単価は約8800円。東京や大阪の客室平均単価は特に高く、約1万~1万2000円になっているという。

国内のビジネスパーソンの出張需要は旺盛で、日本人観光客の利用も堅調。加えて、訪日外国人利用も増えている。
アパホテルは国内に338カ所もあり、合計の部屋数は5万4836室(建築・設計中のホテル、パートナーホテル含む)に上る。
これだけのホテル数を抱えながらアパホテル全体の稼働率は年々上昇し85%超となっている。
アパカードの会員数は959万47人(8月23日時点)

2020年度までに日本国内で10万室(直営、フランチャイズ、パートナーのホテルの合計)を提供する目標を掲げる。
需要が旺盛な東京都心では、特に積極的な展開を計画する。東京23区だけで45カ所へホテルを増やし、合計の部屋数を1万1077室(直営ホテルのみ。設計や建築中を含む)にする予定だ。
中でも好調なのは東京都心部のホテル。2014年7月にオープンした全411室の「アパホテル<新宿御苑前>」は、開業して1年以上が経過したが、稼働率は毎日100%を記録している。

アパホテル以外の多くのビジネスホテルも需給により宿泊料金は上下する。だが、混雑時でも、正規料金を超える高い値付けをするホテルはそれほど多くない。

「楽天トラベル」を運営する、楽天の本田慎一郎・トラベル事業国内営業部副部長は「都市部のホテル代が上がり、多くの企業で決められている出張時のホテル代の上限は、実態と合わなくなってきている。
宿泊手当の上限を上げる動きも出てくるのではないか」と予測する。