2020年に向けてやってみたい観光のアイデア!

外国人を呼び込む 観光・移住のインバウンド市場
〜星野リゾート、チームラボの代表らが語る「2020年の観光」とは〜
(事業構想 10月号)
http://www.projectdesign.jp/201510/inbound/002446.php

 

「ななつ星in九州」は、定員28名。1泊2日コース21万円~、2泊3日コース48万円~という価格ながら、2015年春の申し込みは最高応募倍率が171倍だったという。
JR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」は日本人でも憧れのまとだが、世界中の観光客にとっても憧れの的になってもおかしくない。
豪華列車という装置とともに、地域の観光スポットが、食材が重ね合わされて最高の「おもてなしプラン」になるのだと思う。
また、外国人観光客から「フリーパスが充実していない」の声は改善されなくてはならない。
 

【ポイント】
トップランナー6名が観光の未来を考える。
事前に小山氏が旅人に課した「2020年に向けてやってみたい観光のアイデア」というものだ。
訪日外国人の数は過去3年で順調な伸びを見せている。だが、「アジアの中での順位は伸びていない。伸び率という点では他の国に負けている」
外国人観光客からは、「フリーパスが充実していない」、「無料で使えるWi-Fiサービスが整備されていない」、「飲食施設などで外国語の情報が不足している」などの声があがっている。

日本が描くべき「おもてなし」とは何なのか。
「国際的な感覚から見ると、日本のおもてなしには履き違えがある」(猪子氏)。
「単なる親切や気遣いであれば、そんなものはアメリカのホテル・チェーンでは当たり前のようにやっている。そこに定義を置いちゃいけない」(星野氏)と警鐘を鳴らす。
「外国人が増えることが観光立国の成功ではない。地方経済の活性化にどの程度結びつくか」(星野氏)

2020年に向けた「観光のアイデア」
小山薫堂 (構成作家):「日本を一周する国営豪華客船」 → 停泊する場所や食材などを募ることで、地域活性につなげる
八木亜希子 (キャスター):「ふるさとCMコンペティション」 → 日本全国のCMをつくり、世界に発信

星野佳路 (星野リゾート):「休暇を分散取得する社会システムをつくる」 → GWなど休暇が集中する期間に、旅行費の削減や混雑回避につながる
                 「2020年オールジャパンオリンピック」 → 2020年のオリンピックの競技開催地を分散させて地域の活性化を図る

赤池 学 (ユニバーサルデザイン総合研究所):「社会システム全体を子ども目線でデザインしなおす」 → 日本を世界一、子どもが幸せな国にする
松任谷正隆 (音楽プロデューサー):「隣人との距離感を縮めるきっかけをつくる」 → 人と人とのつながる場所を増やすことで、新しい動きを期待
猪子寿之 (チームラボ):「オールジャパンオリンピックを3Dホログラムで生中継」 → 全国各地で生中継会場をつくり、誰でも参加できるようにする

                「過疎化した村をまるごとアートにする → 世界中のアートファンに建て売りすることで、過疎の村を観光地として復活


「バブルの時代のリゾート開発は、魅力を外から持ってくるもの。地域に成功の素材がもともとあって、それをいかに掘り起こし、形にして提供するのか。それが観光の王道だと思う」という。