アジア人観光客が発掘したニッポンの魅力!

「スシ、テンプラ、フジヤマ」はもう古い! 〜アジア人観光客が発掘したニッポンの魅力に学べ〜
(日経ビジネスオンライン 6月9日)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20150605/283972/?n_cid=nbpnbo_mlt&rt=nocnt


旅行代理店「フリープラス」の躍進は先日の”ガイアの夜明け”でも紹介されていた。
それにしても外国人は多様だ。そのお国柄、風土、風習、宗教に応じた訪日観光のプランづくりが求められるのだろう。
「フリープラス」が凄いのは、その国を徹底的にリサーチし、プランを提供する営業スタイルにある!


【ポイント】
外国人観光客を専門に扱う旅行代理店フリープラスは、海外の旅行代理店から日本向けツアーの発注を受け、バスやホテルの手配も含めツアー実施までを請け負う「ツアーオペレーター」だ。
創業2007年の新しい会社だが、業績は毎年2倍以上で伸び続けている。2015年3月期の売上高は18億6100万円だった。

大手旅行代理店における訪日事業は、全体の売り上げの10%に満たない程度。
フリープラスは、「失うものがない」(フリープラスの須田健太郎社長)精神で、単価が安くても数を取る戦略で、思い切ってアジア各国からのツアー客を開拓している。

4月の売上高の前年同月比を国別で見ると、中国が263%増、フィリピン491%増、インド331%増。
同月の訪日観光客全体では4月は中国113%増、フィリピン、インドが23%増(日本政府観光局調べ)。中国のみならず、アジアの多様な国からの観光客を受け入れることで急成長している。

アジアの国からの観光客を見ていると多様だ。
インド人は日本でも毎食インド料理
タイ人に日本で食べたものでおいしかったものは、と聞くと口を揃えて皆が「焼き肉!」と答えた。蕎麦については「タイの麺の方がおいしい」と一蹴し、寿司はと問うと「米はタイでたくさん食べている」と言う。
観光で楽しかったのは、立山(黒部アルペンルート)の雪の壁。池袋のゲームセンターが楽しかったと言った若い男性もいた。
タイ人の4割は温泉が嫌い。
ベトナム人は畳で寝るのを嫌がる。

フリープラスの強みは、こうしたアジア人の「本音」に向き合っていることにもある。
「僕らが考えがちな“日本の魅力”は僕らの先輩が作ってきた魅力。僕らは僕らで新しい日本の魅力を作る必要がある」(須田氏)。

私たちが持っている「外国人ウケする日本」というのは、欧米から“教わった”日本の魅力だったとも言える。忍者、武士、刀、和食、着物――。ハリウッド映画が描くような“日本の魅力”を、そのまま観光に生かしてきた背景があるのだ。
もっと多様な日本の魅力があっていい。ドン・キホーテもマツモトキヨシもビックカメラも、日本の魅力の一つなのかもしれない。