民泊など(シェアリングエコノミー)に関する海外コラム!

世界のシェアリングエコノミー動向を読み解いてみた ―国際アナリストが分析する未来へのシナリオ【海外コラム】
(トラベルボイス 10月19日)
http://www.travelvoice.jp/20151019-52399



海外においても「Airbnd」などの”シェアリングエコノミー”は、既存の事業者からは敵視されているのだ…
自分たちの利益構造が破壊されるのだから当然だ。ダイエーなどのスーパーマーケットの出現による流通革命が起こったのと同じことが、宿泊業のなかにも起こっているのだと理解するのが自然だ。
安全性や社会性に問題を起こさない限り、”シェアリングエコノミー”は急速に発展するのだろう。
それとともに”シェアリングエコノミー”の事業者が、安全性や社会性をないがしろにして、個人の責任に帰結させる判断をしていると大きな問題に発展することになるのだと思う。


【ポイント】
世界の旅行産業は年々成長しており、2014年の海外旅行客数は2013年と比較して4%、また国内旅行客数は7%増加した。

エアビーアンドビー(Airbnd)やホームアウェイ(Homeaway)などの”シェアリングエコノミー”について、否定的な意見も根強いものの、個人間取引のプラットフォームが産業に変化を与え始めていることは明らかだ。
既存の宿泊施設が個人間レンタルを敵視する傾向が強いのが現状。

2007年から2014年までのホテル産業の売上の成長率は年平均2.9%、個人間レンタルの成長率は年平均8.2%と急速な勢いで成長。
Airbnb(2008年~)、HomeAway(2005年~)の売上高を見てみると、成長スピードには驚くべきものがある。

交通手段でも二極化現象が起こっている。
鉄道や電車、バスなどの既存の大量輸送型手段やタクシー以外に、カーシェアやバイクシェアリング(自転車)、相乗りなどの動きが出ている。
パリやロンドンにおいて、タクシードライバーがウーバー(Uber)のドライバーと激しい衝突を繰り広げている。

”シェアリングエコノミー”を活性化する4要素
①現地で本物の体験をしたい、という社会的要因。
 旅という行為が、あらゆる人との生のコミュニケーションや、自分だけの体験をもたらしてくれるものとして捉えられるようになってきた。
②環境的要因。
 環境への関心が高まるなか、人間活動が自然に影響を与えているかが考えられるようになった。
 車など環境に悪影響に与えるものを所有せず、シェアして使う、という発想が生まれつつある。
③経済的な要因
 2008年の経済危機が、シェアリングエコノミーの台頭の1つの大きな原因であった。
 同じお金を払うのであれば、より価値の高いものを求めるようになり、また通常の収入以外の収入源を確保したい、と考えることが
 借りる側と貸す側の双方を拡大する要因となった。
④技術的要因
 モバイル技術の拡大が、このシェアリングエコノミーの成長を大きく後押しした。
 「シェアする」という発想自体は新しいものではない。技術の進化により、貸したい側と借りたい側のニーズをマッチングできるようになり、
 オンラインでの支払いが可能になることで、お金のやり取りにおける不安を解消した。

増加する旅行需要に対応するため、宿泊形態の多様化に加え、交通手段もより多様で柔軟性のある形態が求められていくに違いない。