障がい者、高齢者、学生… ごちゃまぜ福祉施設「シェア金沢」の取り組みは凄い!

今日のレポートは観光とは少し違いますが
私が思う観光は、従来の旅行業、宿泊業、輸送関連、レジャー施設など
これまでバラバラに活動することで成り立ってきたものを再構築して、全体最適を目指さなければならないのではないかと思っています。

そのように思っているなか、NHK番組”サキどり”で『シェア金沢』の取り組みを見て驚きました!
高齢者、子供たち、学生が互いに支え合いながら暮らしているのです。
高齢者は高い家賃にもかかわらず、嬉々として働き、収入を得るのではなく、子供達の笑顔が見たいと社会貢献し、
学生は低家賃で、その見返りとして高齢者のケアーのボランティアなどをしている。
地域の人は、ここの施設を無料で借りて書道教室などをしている。お返しは、入居者に無料で教室を提供する。
 
ここには利益優先の姿は見えません。
”共生”が先にあって、その裏で施設を維持する収支が成り立っているのだと思います。
やはり社会に求められるものが先にあるのかもしれません。



障がい者、高齢者、学生…そしてアルパカまで?!ごちゃまぜ福祉施設「シェア金沢」に行ってきた

(BLOGOS 記事:おときた駿(東京都議会議員/北区選出) 5月22日)
http://blogos.com/article/112693/


【ポイント】
『Share金沢』とは、1100坪の広大な敷地内に「障がい者施設」「児童養護施設」「ケア付高齢者住宅」などが混在する取り組みである。
http://share-kanazawa.com/
敷地内には大学生向けの格安賃貸物件や、地域の方が利用できる温泉、果てはアルパカ牧場まで完備されている。

運営主体である社会福祉法人「佛子園」の創設者は寺の住職。
戦後に戦災孤児を境内で養い、児童養護施設がスタートし、県の要請により「知的障がいを持つ児童養護施設」として確立。

児童養護施設の対象者は18歳未満、知的障がい者の場合、卒園しても行き場がないことが多い。成人用の施設も必要だ!として「成人用の障がい者対応施設」の機能が追加される。
成人となると「仕事」が必要。就労する施設とビジネスも一緒にやってしまえ!「障がい者就労支援サービス、就労施設」が併設される。

障がいを持つ子どもたち、大人たちには様々な人と触れ合って社会性を養って欲しい。そうだ、敷地内に住宅をつくろう!
学生向けには格安の賃貸物件を(その代わり、月30時間のボランティアが条件)。
高齢者には、ケア付き住宅を。こうすれば、敷地内で多様な人材が交流できる!

これだけでもまだ、障がい者・高齢者・学生だけのコロニーになってしまう… 
地域の人に来てもらって、自然とコミュニケーションが生まれる場にせねば。敷地内に温泉をつくって、アルパカを飼って一般開放。
土地が余ってるからテナント料無料にして、敷地内に様々な店舗、サービスが展開され、さながら一つの『街』になる。

『シェア金沢』は、正式にローンチしてまだ1年。
はたして継続性はあるのか、採算は取れるのか、問題は起きないのか…


通常、社会福祉法人というのは同一の敷地内で複数にまたがる福祉サービスを運営することができない。
障がい者施設、高齢者、児童福祉。ここに「行政の縦割りと慣習」が立ちはだかる。

『シェア金沢』は広大な敷地を番地に分け、それぞれ別施設として行政に申請している。
賃貸物件を格安とはいえ貸し出す場合、営利活動になるので福祉法人の枠の中では運営できない。
行政側の相当の理解がないと複合施設が認められるのは厳しい。
シェア金沢の今後の発展に注視したいと思います。