インバウンドはアジアだけでなく欧米も急増! 「民泊」の課題は超えられるか! 

日本観光「爆買い中国人」だけじゃない 欧米からも急増、課題は「民泊」
(JCASTニュース 11月8日)
http://www.j-cast.com/2015/11/08250015.html?p=all


訪日外国人客の2000万人達成が、2015年中に達成する可能性も出てきた。
やはり中国を筆頭とするアジア系のインバウンドの急増だが、欧米系も確実に増加している。
急増するインバウンドで最大の問題は宿泊場所。しかし11月5日に京都市のマンションの「民泊」が摘発された。
旅行会社の担当者が勝手にオートロックを空けて宿泊客を出入りさせる問題や、夜中にキャリーケース騒音を出すなどの問題も起こしている。
インバウンド観光は重要なテーマだが、そこに住む人の理解があって初めて受け入れられる。
マナーや法律に違反する「民泊」のあり方は、せっかくのインバウンドの機運を損ないかねない。


【ポイント】
政府は15年11月9日に閣僚や有識者で構成する会議を立ち上げ、新たな目標人数について議論する。
深刻化する宿泊施設不足の解決策として「民泊」の課題が浮上している。

15年1~9月累計で日本を訪れた外国人観光客は1448万人。すでに14年の1341万人を上回った。
9月単独でも前年同月比46.7%増の161万200人で過去最高を大幅に更新した。
最も伸び率が高いのが中国で、前年同月比99.6%増の49万1200人。香港の64.9%増で11万5200人。ベトナム(46.3%増、1万5600人)、韓国(38.6%増、30万1700人)、台湾(37.2%増、30万2900人)と続いた。

欧米からの観光客数もロシア以外は9月として過去最高を記録した。
カナダが最も伸び率が高く21.8%増の1万7700人。人数ベースで最も多かったのは米国で10.1%増の7万6300人だった。
「お手伝いすると宿泊料無料」の宿に泊まる観光客は、米国、英国、ベルギー、フランス、カナダと欧米各国からの顔ぶれも多かった。

背景には、現地で行ったキャンペーンによる掘り起こしがあったとみられる。
米国では8月にサンフランシスコで行われた「J-POP サミット」や、9月の国連総会開催期間中にニューヨークで観光セミナーを開き、安倍晋三首相、元ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜さんやNHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」で有名になったシャーロット・ケイト・フォックスさんが日本の魅力をアピールした。
10~11月は日本では紅葉シーズンで、さらに増加が見込めそうだ。

外国人観光客の大幅増で注目されているのが「民泊」だが、トラブルも相次いでいる。
11月5日には京都市の住宅街にあるマンションの部屋をめぐり、東京都内の旅行会社顧問ら2人が摘発されている。
旅行者から金銭を受け取って繰り返し宿泊させるためには本来は旅館業の営業許可が必要だが、許可を得ていない。
このマンションは44室中33室が中国人団体客向けに貸し出されており、住民から苦情が出ている。
(1)旅行会社の担当者が勝手にオートロックを空けて宿泊客を出入りさせる。
(2)夜中にキャリーケースの騒音がする。
警察は運営業者らを近く旅館業法違反(無許可営業)容疑で書類送検する方針だ。

「民泊急増」は米国発の仲介サイト「Airbnb」の存在の存在も大きく、日本からの紹介物件は14年比で約3倍の約1万8000件にのぼる。
Airbnbの運営会社は、部屋を貸す人に対して法律を守るように求めているが、実際は「現場任せ」で、必ずしも守られていないケースも多いようだ。