日本人は中国人観光客ラッシュをどのように見ているか 〜人民日報海外版から〜

日本人は中国人観光客ラッシュをどのように見ているか 〜人民日報海外版から〜

(やまとごころインバウンドコラム 11月16日)
http://www.yamatogokoro.jp/column/2015/column_197.html


訪日外国人観光客が激増して、交通手段から宿泊施設などインフラ設備も追いつかず、観光業者でさえ十分な対応が取れないなか、普通の日本人にとっても驚きをかくせない状況が生まれている。
中国人観光客のマナーの悪さや不埒な振る舞いがこのまま続くと、これまで訪日外国人観光客を歓迎する機運まで失われかねない。
人民日報の記事に「フリーツアーの人は一般的に郷に入れば郷に従えを心がけているため、歓迎もされるし評判もいい」と書かれているように、
中国人観光客が早くマナーや振る舞いを学んで欲しいものだと思う。


【ポイント】
中国観光研究院が8月28日に発表した「2015年中国アウトバウンド国際観光発展年度報告」によると、2014年の中国人の海外観光客数はのべ1億700万人に達し、前年比19.5%増加した、中国は3年連続で世界一のアウトバウンド国際観光客供給国になった。
中国から最も近い旅行先である日本で、中国人観光客はどのようなイメージをもたれているのだろうか。 <2015年11月12日>

政府は「歓迎」
日本の観光庁は、「中国人観光客が来てくれるのは、もちろんうれしいことだ。中国人はたちが悪いなどと報じるメディアもあるが、そうは思わない。根本的な原因はやはり風俗や習慣の違いだろう。私たちは中国の関連部門を通して、また『微博』(ウェイボー)を利用するなどして、中国人観光客に日本人の風俗や習慣を伝える努力をしており、中国人も日本の風俗習慣を知り、理解しさえすれば、これを守るようになると信じている」と話す。

一般人は「習慣を守ってほしい」
「中国人観光客が自分の生活にいろいろ影響するようになった。以前は昼休みに同僚と会社近くのスターバックスでコーヒーを飲んだりおしゃべりしたりするのが楽しみだったが、今そこは中国人でいっぱいだ」と話す。
また「銀座の目抜き通りに行くと中国人がぜいたく品を買う様子を見かけ、本当にお金持ちなんだなと思う。自分の住む板橋区には商業エリアがないので、中国人観光客を見かけることが少なく、何の不便も感じない。中国人が日本に旅行に来るのはもちろんいいことだ。メディアの報道でいろいろな問題があると知ると、中国人には日本社会の風俗習慣を守ってほしいと思う」と話す。 

統計データからみる中国人観光客のパワー
14年に日本を訪れた中国人観光客はのべ270万人で同47%増加した。同年の外国人観光客の日本での観光消費は2兆円に達して記録を更新し、このうち中国人が約5600億円を占め、割合は40%を超えた。
昨年に日本を訪れた中国人観光客の4割強が上海エリアからの観光客だった。 
1〜6月に日本を訪れた中国人観光客はのべ218万人だった。5~7月の中国人観光客一人あたり平均観光消費は28万5000円だった。 

専門家の視座
日本中国語ガイド協会の劉剛名誉会長は、「日本政府が中国人観光客にぜひ来てもらいたいと思っているのは当然のことで、民間も、特に観光産業と関連産業ももみ手をしながら歓迎する。だが中国人観光客の行動もいろいろだ。日本人はあまり感情を表に出さず、相手に気まずい思いをさせないのが普通なので、その結果、一部の観光客がますます放埒にふるまうことになることを知っておくべきだ。フリーツアーの人は一般的に郷に入れば郷に従えを心がけているため、歓迎もされるし評判もいい」と話す。