ホテル予約サイト『ブッキング・ドットコム」のこれからの戦略!

世界2大OTA「プライスラインG」の副社長に聞く、ブッキング・ドットコムのこれからの戦略 ー 民泊からタビナカ事業まで
(トラベルボイス 11月25日)
http://www.travelvoice.jp/20151125-55311


ホテル予約サイト『ブッキング・ドットコム』が拡大を続けている。
ネットの世界では、一つのサイトで情報の収集からホテル、航空券、食事まで予約できるサイトが生き残るのだろう。
好みの違いもあるので、数社が生き残ることになるが多くは淘汰されるのだろう。
各社は、いかに価値ある情報を提供できるのかにシノギを削っている。
『ブッキング・ドットコム』でさえ「Airbnb」などの滞在型アパートメントを扱っているという。
「観光」はあらゆる面で多様性に向かっていくことになるのだろう!



【ポイント】
『ブッキング・ドットコム』は、もともと1996年にオランダで創業したホテル予約サイト。
2005年、欧州市場進出を目指す米プライスライン傘下に入ったが、プライスライン・グループ全体の収益の9割近くを稼ぎ出す。
取扱高は今年も2桁増で推移しており、従業員数は過去2年で4000人から1万1000人に拡大した。

プライスライン・グループ全体では、6つの旅行系予約サイトを展開している。そのため、アジア市場では社内競合も発生する。
いずれのブランドも、まだ拡大の余地は大きい。成熟しきった市場であれば考え方は違うが、旅行業が現状の大きなペースで成長を続けている今、どちらもまだしばらく成長が続くとみている。

ブッキング・ドットコムが扱う宿泊施設は、世界221か国・地域の80万軒以上。対応する言語は42か国語にのぼる。
扱う宿泊施設のタイプも多彩で、ホテルタイプのほか、長期滞在用のアパートメント、ヴィラ、B&B、バケーションレンタル、農場ステイ、ツリーハウスなど30種類ほど。
長期滞在型宿泊施設の軒数は前年比66%増、利用者数が2860万人を記録、その他タイプ(船上ホテル、旅館、ベッド&ブレックファーストなど)では前年比32%増、利用者数が1億3700万人に至っている。

旅行はますますユニークな経験を求めるようになり、宿泊。多彩な選択肢の提供が必要だ。
「Airbnb」や「HomeAway」と同様に、ブッキング・ドットコムでも滞在型アパートメントなどを扱い、ネットで予約手配できる点も同じ。
大きな違いは、予約確定が即、できるかどうかだ。
Airbnbでは、個人の自宅や部屋を扱うため、予約の確定までに時間と手間がかかる。まずユーザーとホストをつなぎ、次にホストにメールし、日程が利用可能か、などのやりとりが必要。また、Airbnbなどでは宿泊料金プラス手数料が必要だか、当社なら宿泊料金のみで大丈夫という。

独立系の宿泊施設の多くは、顧客をもてなし、喜ばせるなど、ソフトの部分は卓越しているが、インターネットを活用してのマーケティングなど、ハード面にはあまり強くない場合が多い。その部分を、グローバル市場に精通したテクノロジー会社である当社がサポートしたい。

宿泊の予約を代行しておしまい、ではなく、より充実した滞在になるようなサービスの拡充を目指している。
その一例が、例えば旅の重要な要素である食に関すること。それを実行しているのが「オープンテーブル」と語る。