2015年の観光関連補正予算、56億円!

観光関連の補正予算2015、合計56億円で地方誘客促進や宿泊施設支援などインバウンド対応強化へ
(トラベルボイス 12月21日)
http://www.travelvoice.jp/20151221-57392


観光関連の補正予算56億円が計上された。
インバウンド対策強化されるので良いことには違いない。
しかし、「地方誘客のための緊急訪日プロモーション」に7割以上の41.8億円というのはどうなんだろう。
確かに、まだ日本が観光地として認識されていない面もあるので、旅行博などに力も入れるべきだとは思う。
しかし今、最優先すべきなのは宿泊施設の整備に関する事業ではないだろうか。
今後もインバウンドが増え続けるとの意見が多い中で、バブルの頃に痛手を受けた宿泊業の方も多く、宿泊業の方はインバウンドの増加について疑念を持たれる方も多い。
「訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業」に10.2億円とあるが、WiFi環境整備、客室トイレの洋室化やシャワーの設置だけでなく、もう少し比重を高くしても良いのではないだろうか。
宿泊は民の事業であり、行政が踏み込むには限度はあるだろうが、宿泊施設が大幅に不足する中では、比重をかけても良いのではないか。


【ポイント】
平成27年度(2015年度)補正予算案「一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策」を閣議決定した。
補正予算の総額4736億円のうち、観光関連では56億円が計上された。
・「地方誘客のための緊急訪日プロモーション」に7割以上の41.8億円。
・宿泊施設における外国人旅行者対応など「訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業」に10.2億円。
・「地方創生のための観光地域づくり」に4億円。

「地方誘客のための緊急訪日プロモーション」では、ヨーロッパやアメリカ、オーストラリア、ロシアをはじめ日本の歴史や伝統文化体験に強く興味を持つ諸国に向け、地方誘客を目的としたプロモーションを盛り込んだ。
東アジアや東南アジア向けには、春の花見の季節に合わせた「訪日リピーター」拡大をテーマにウェブサイトや地下鉄などを通じたプロモーションを展開。
航空会社と連携のうえ地方空港へのLCC新規就航・増便などに合わせた地域観光の魅力情報発信。

TPP参加国を対象とする「食」テーマの訪日促進の取り組む。

「訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業」では、全国の1000施設をめどとした支援を想定している。
外国人派遣の活用や、WiFi環境整備、客室トイレの洋室化やシャワーの設置、ムスリム受け入れ対応支援のためのマニュアル作成。
施設のウェブサイトや館内の外国語対応や、タブレット端末を通じた24時間通訳システムの導入。
貸し切りバスや公共交通機関のスムーズな利用を促進する取り組み。

「地方創生のための観光地域づくり」では、食と農を通じた観光地域づくりとして、その土地ならではの食や農業体験、農山漁村風景をコンセプトとする「広域観光周遊ルートの促進」を形成する。
「地域資源を活用した魅力ある観光地の創造」支援として各地域のマーケティングやコンテンツの充実。
テクノロジーを活用した受け入れ環境整備充実。
東北地方へのインバウンド促進を通じた観光復興事業として4億円のうち1億円を計上。