「爆買い」は今後20年続く!

「爆買い」は今後20年続く!驚きのインバウンド事情

〜中国最大の旅行企業グループ・シートリップ梁社長に聞く〜 (前編)
(カンパネラ 1月14日)
http://business.nikkeibp.co.jp/atclcmp/15/279811/010400041/?n_cid=nbpnbo_mlj
会員数3億人を誇る中国最大の旅行企業・シートリップ日本法人梁社長に聞く、中国人観光客のレポートです。
中国の全人口約14億人のなか、日本に来られるだけの経済力を持つ中国人は約4億人いるといいます。
そしてシートリップを利用するのは、30歳代以下の若い世代が70%、個人旅行市場の68%だといいます。
中国人観光客も個人旅行化している点を見ていかなければなりません。
中国人観光客のマナー問題について、中国国内の世論も非常に敏感になっているという点も注目です。
【ポイント】
インバウンドが注目される背景には、少子高齢化の進行によって日本の未来が危ぶまれている現実がある。
2050年の日本の人口は約9700万人にまで減少し、全国の6割以上の地域における人口は、2010年の半分以下になる。
観光大国フランスでは、年間の外国人観光客数が8000万人を超え、GDPの約7%を観光業が稼ぎだす。
シートリップは1999年に上海で創業。現在は約3億人の会員数を誇る中国最大のオンライン旅行サイトを運営している。
会員は北京、上海、深セン、広州など、沿岸部の比較的経済的に豊かな地域が中心である。
スマートフォンで動作する旅行アプリからの売り上げだけで、1日当たり30億~50億円にもなるという。
日本で事業を展開するシートリップ日本法人は2014年に業務を開始した。
梁社長は、桜美林大学大学院を修了後、JTBのグループ会社で6年間、台湾や中国本土からのインバウンド事業に関わったエキスパートである。
シートリップが業績を伸ばしている理由は、2012年に個人ツアーに対応したスマホ対応のアプリを開発して、それがヒットしたからだ。
中国における個人旅行市場の68%。お客さまの70%が30代以下なので、これからの成長の余地も大きい。
中国の全人口約14億人の中には、先進国における富裕層の生活レベルにある人たちが約3000万人、先進国における中間層の生活レベルにある人たちが約1億人、中国で言う中間層の生活レベルにある人たちが約4億人います。
日本に来られるだけの経済力を持つ中国人は約4億人いる。
爆買いは、今後20年は続く。
この1年の業績で、いちばん伸び率が高い観光地は日本です。しかも、リピーターが多いという特徴があります。
中国の観光客を迎えるに当たって大切なことで、いちばん大切なのがWi-Fiです。
中国の観光客は、ほぼ全員がスマホを持っており、旅の間、ずっとスマホを使って観光情報の収集をしています。
宿泊施設に中国語のできるスタッフがいなくても、中国語の説明シートにチェックイン、チェックアウトの方法や、客室や温泉の利用方法などが書かれていれば大丈夫。個人旅行者は、英語ができる場合が多いし、いざとなれば、漢字で筆談すれば良い。
中国人観光客のマナー問題について、中国国内の世論も非常に敏感になっている。
いまでは、ツアーに出かける際には、まず中国の空港で、参加者に日本のマナーに関するレクチャーをしっかり行うのが普通になっている。
日本の空港やホテルに着いた時にも同じようにしています。
より多くの中国人が日本との文化の違いを知るようになっているので、これからどんどん改善されていく。