中国人旅行者の実態、世界での「爆買い」状況!

中国人旅行者の実態、世界での「爆買い」状況は? -ユーロモニター報告書

(トラベルボイス 3月13日)

http://www.travelvoice.jp/20160313-62867
中国人の海外旅行が増加しているのは日本だけではない。
タイ、アメリカ、オーストラリアでも激増している。
それに呼応して「爆買い」も世界に広がっている。
自国の製品を信用できないとして海外製品を買いあさる姿は健全ではないが、中国人旅行者への販売に力を入れるのも世界共通の行動である。
【ポイント】
中国人の海外旅行は世界各国で増加している。
タイでは2012年から1年で1.6倍に急増。2015年には700万人を超える見込み。2015年11月のビザ要件緩和で、さらなる需要増が見込まれる。
アメリカでも2010年から2014年にかけて倍増。留学生を含む現地在住の中国人を訪ねる家族や友人などのVFR需要が増加。
オーストラリアは米国やイギリスを抜き、ニュージーランドに次ぐソースマーケットとなった。

フランスでは、中国人旅行者による消費が高級ブランド品需要を押し上げており、
フランスで購入されるバッグの高級品比率は、2010年の50%以下から2015年には70%以上を占める。

オーストラリアでは粉ミルクの需要が急増。現地で大量購入し、中国国内でネット販売をする人が増加した。
オースラリアから中国に輸出される生鮮食品は、2005年から2014年まで年平均17.6%増。
ビタミン剤やサプリ等も爆発的に売れている。

各国も対応を強化しており、高級ブランド店では北京語や広東語を話すスタッフ採用に力を入れている。
免税店チェーンのDFS Galleriaでは中国人旅行者に人気の商品を分析し、商品ラインナップを入れ替える取り組みを開始した。

中国国内でも、体験を重視するミレニアル世代の若者を意識したサービスも展開。
ファッションショーをバーチャルリアリティで楽しめるヘッドセットの導入や、オーダーメイド製品の完成を待つためのプライベート空間の用意。
店内での買物体験を充実させる取り組みを行なっている。

ユーロモニターは、今後も中国人海外旅行者の増加が続くと予想。
中国政府が地方都市の空港・航路の整備を進めていることから、地方都市からの旅行者も増加する。
北京語や広東語を話せるスタッフの配置や、FITの増加に対応したオンライン予約の整備なども重要になるとしている。