インバウンドより凄い「越境EC」って何?

インバウンドより凄い「越境EC」って何?
(日経ビジネスオンライン 4月14日)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/16/032800002/040800003/?n_cid=nbpnbo_mlt
中国人のネット通販「越境EC」が活況のようだ。
この記事によると「爆買い」や「越境EC」の風潮は、あと2年もすれば収まるという。
中国人向け「爆買い」や「越境EC」だけに頼っていては、長い目で見てビジネスが成功しないのではないだろうか。
【記事のポイント】
中国人消費者がインターネットを通じて海外製の商品を購入し、国外から配送されるものを「越境EC」という。
2014年に日本から越境ECを通じて購入した商品の金額は合計で6064億円。同年の訪日中国人による購入金額は4020億円。
中国最大の電子商取引(BtoB)のアリババ・グループが14年に消費者向けの電子商取引(BtoC)のモール「天猫国際」を開設し急拡大した。
「天猫国際」に健康関連商品の通販サイト「ケンコーコム」やドラッグストア「キリン堂』がいち早く出店し、大きな成果を上げた。
「天猫国際」の成功もあり、越境ECサイトには現在、中国系企業の新規参入が相次いでいる。
中国人の購入パターンは特定商品に集中する傾向があり、化粧品、医薬品、トイレタリー分野では商品によっては、3割から半分以上を中国人が買っているというケースもある。
中国には1800万人もの「ソーシャルバイヤー」と呼ばれる、並行輸入を手掛ける人々がおり、世界中から商品を買い付けている。
中国政府も関税を徴収したいが、広大な中国大陸全域で個人輸入を正確に把握し、適切な関税を課すのは人手・スピード面で現実的には難しい。
中国国内に「保税区」を作り、保税区を通る輸入品には適切な関税を課せるような体制を整えている。
保税区を通して輸入することに越境ECサイト側も協力しており、その代わりに輸入手続きなどを簡素化。中国国内での販売をし易くすることで、越境ECサイトを優遇している。
越境ECのにおける購入額は6064億円+インバウンドの購入額が4020億円+「ソーシャルバイヤー」による買い付け額は3000億円=1兆3084億円2015年に2兆円を超えたと見ている。
インバウンドで評価され、越境ECサイトやソーシャルバイヤーに興味をもってもらい、自社製品を仕入れてもらう。さらに知名度が上ったら、「天猫国際」に旗艦店を出店するというのが低リスクだ。
中国人から青汁を爆買いされている「山本漢方」がその典型例といえる。
「爆買い」や「越境EC」の風潮は、あと2年もすれば収まる。
海外製品に品質の高いものが多いが、中国にもそれに負けない品質の製品はある。中国製品だから品質が悪いと決めつけるのはおかしい。
冷静な意見が中国国内のマスコミや消費者の間にも目立ち始めた。