オンライン旅行の日本市場の今後の推移! シェアは上がらない…

国内主要オンライン旅行5社を一問一答から読み解く、2年後の展開、向こう3年間で注力したいこと ―WIT Japan 2016
(トラベルボイス 6月8日)

http://www.travelvoice.jp/20160608-68085
日本のオンライントラベル市場規模は、2002年に43%から2016年には24%まで縮小するという。
それも、今後3年間の推移は、同じくらいか、下がるという認識だそうだ。
訪日外国人が増えるとの論調のなかで、この認識は脅威だ。
サービス利用は直接予約が増えるという楽天の意見があり、SNSの比率が少ないのにも驚く。
そろそろ訪日外国人ビジネスの流れが変わるのかもしれない。
【ポイント】
オンライン旅行業界の国際会議「WIT Japan 2016」で、楽天、ヤフー、じゃらん、一休、i.JTBへの一問一答。
「Q:今後3年間の日本市場の推移」
「同じくらい」(楽天)、「ぐるぐるしてる」(i.JTB)の回答もあったが、その他3社は「下がる」。シェアは上がらないという認識だ。
「Q:2年後の自社サービスの顧客流入元は、検索/SNS/それ以外?」
ヤフー(3/1/6)、楽天(3/0/7)、「それ以外」については「アプリを想定」(ヤフー)、「ダイレクトトラフィックが増える」(楽天)と直接予約の増加を予想。一休は「10/0/0」。「ヤフーグループの強みを活かす」考え。i.JTBは「4/2/4」で、「それ以外」は「店舗」。ウェブと店舗を持っているのはJTBのみ。
「Q:民泊に参入するか」
一休は「高級に特化して参入したい」と明言。ヤフーは「イベント民泊を始めており、コンテンツとしては魅力的」と意欲を示した。楽天は「状況を見守っている。法整備が前提」。「ホテル・旅館とビジネスをしている関係性から、法整備の平等性が重要」との考え。じゃらんは「今は予定していない」が、リクルートは「シェアリングエコノミーの観点では新しい需要が喚起される可能性に注目」 i.JTBは「JTBとしては修学旅行で民泊を行なっている」と回答。
「Q :今後3年間で最注力したいことは? (AI人工知能/ビッグデータ/カスタマーサービス/インバウンド/プライベートアコモデーション)の5択」ヤフー、じゃらん、楽天が「ビッグデータ」。一休は「ビッグデータ」「AI」、i.JTBは「カスタマーサービス」と回答。

「Q:観光庁長官となって100億円の予算があった場合、何をするか」
「とがった観光資源の発掘・創出」(ヤフー)、「観光地の受入整備」(じゃらん)、「Wi-Fi環境の整備」(楽天)、「世界に旅館ブランドの浸透」(一休)、「交通費を下げる。移動費が安くなれば市場が活性化」(i.JTB)と回答。
「Q:今後の競合として脅威は?」
「ブッキングドットコム」(ヤフー、楽天)、「グーグル」(じゃらん、一休)、「ヤフー」(i.JTB)と回答。
「Q:自分が海外のトラベルブランドに仕事を変えるとしたらどこか?」
楽天と一休が「トリップアドバイザー」、「バリューチェーンが広がり、タビマエの予約からタビアトのシェアまですべてを抑えている」(一休)。「ブッキングドットコム」(ヤフー)、「すべてのリソースを宿泊だけに投下」と回答。