日本の宿泊施設はユニーク、単に部屋を売るのではなく体験を売る!(エクスペディア)

エクスペディアが見る日本市場とは? シュワルツVPに聞いた民泊新法への期待から日本人の海外旅行市場まで
(トラベルボイス 7月14日)
http://www.travelvoice.jp/20160714-70294
エクスペディア社のシニア・バイス・プレジデントのグレッグ・シュワルツ氏が語る日本市場のレポートである。
世界のなかの日本の宿泊予約は前年比70%増で予想を上回っているという。
また「日本の宿泊施設はユニーク。単に部屋を売るのではなく、体験を売る形態」という表現に頷く。
「外国人旅行者に、そのスタイルに対する理解を深める努力していく必要がある」は心強い!
【ポイント】

世界2大OTAのエクスペディア社が昨年に世界で投入した技術開発費は8億ドル(約800億円)超、マーケティング費は30億ドル(約3000億円)以上。事業基盤の拡大を図った。訪日外国人旅行者の急増によって、同社における日本のプレゼンスもさらに高まっている。
2015年実績では、世界での日本の宿泊施設の予約は前年比70%増、アジアだけを見ると同100%増と急成長した。
「想像していたよりも早いスピードで成長している。それも東京や大阪だけでなく、全国に広がっている」
「日本の宿泊施設はユニークで特別。単に部屋を売るのではなく、体験を売る形態なので、外国人旅行者にはそのスタイルに対する理解を深める努力していく必要がある」
日本の営業所は6ヶ所(東京、大阪、名古屋、福岡、那覇、札幌)に拡大。
さまざまな料金体系やオプションを提案してくほか、動画や写真を使いコンテンツをリッチにし、旅館だけでなくその土地の文化なども含めたトータルな体験を紹介していく。単なる予約サイトではなく、「旅行者をインスパイヤーさせる」役割も担っていく考えだ。
日本人のアウトバウンド(海外旅行)市場に関してはどうなのだろうか。シュワルツ氏は、日本は成熟した市場で日本人旅行者の知識欲も大きいとしたうえで、「これまでよりも、マイナーなデスティネーションや冒険心を満たすようなデスティネーションへの旅行者が増えており、多様化が進んでいる」と話す。
「現在3人に1人の日本人がオンラインで旅行を予約すると言われているが、ほかの主要国と比べると、まだその率は低い。今後さらに増えていくだろう」と話し、エクスペディアとしても、その変化に応えられるように価値のあるプロダクトを提供していく
日本市場では、Expedia.co.jpにくわえて、ホテル予約のHotels.com、メタサーチのtrivago、ホームシェアリングのHomeAwayがエクスペディア・グループとして日本語サイトを運営している。
昨年買収したHomeAwayについては、「ホームシェアリングはすでに世界で1,000億ドルの市場になっており、今後も成長していくだろう」と期待は大きい。
日本市場については、民泊新法に向けた動きが続いているが、「日本を訪れる外国人旅行者はさまざまなタイプの宿泊を求めている。ホームアウェイは、エクスペディアのなかでひとつのオプションになる」