「爆買い」は本当に収束したのか?

「爆買い」は本当に収束したのか?
(やまとごころ・インバウンドコラム 8月15日)
http://www.yamatogokoro.jp/column/2016/column_210.html
中国人旅行者による2015年1−6月期の買い物額が3812億円だったのが、2016年1−6月期は4210億円と10%以上の伸びている。
これは訪日中国人数は相変わらず増加しており、団体旅行から個人旅行に移行したからだというのがこのコラムの論調だ。
「爆買い」の定義もあいまいだが、高級ブランド品や高額家電商品が買われなくなったのは事実で、これは円高と、中国の関税が高くなった影響が大きいからだ。
「爆買い」に一喜一憂せず、「観光」が本来持つ魅力に磨きをかけないといけない。
【ポイント】
2015年、中国人旅行者の内個人旅行客は4割程度でした。2016年1−3月期には この状況が大きく変わり、6割を超える人が個人旅行で日本を訪れるようになりました。

2015年までは団体旅行客が大半で、銀座、新宿、心斎橋といったエリアがインバウンド消費の恩恵を大きく受けた。
2016年に入り個人旅行客が増えた結果、今まで大きな恩恵を受けていたエリアの売上が落ち込み、今まで大きな恩恵を受けることの無かったエリア、渋谷、有楽町、梅田、名古屋などのエリアでインバウンド消費が伸びた。
今までインバウンドの売上を大きく牽引していた外資系高級ブランドが為替の影響もあり軒並み大幅に落ち込みました。
炊飯器や温水便座といった家電商品もすぐに買い替えを行う商品ではない為、需要の一巡とともに売上が減少傾向にあります。
一方、化粧品コーナーではインバウンド消費が引き続き堅調に推移しており、ドラッグストア関連の商品も全般的に好調です。
酵素や青汁のように一時のブームに比べて売上が落ち込んだ商品もありますが、全般的に見ると好調の商品が多く、また、インバウンドの恩恵を受ける商品の種類にも広がりが見られています。
これらの商品は消耗品であり、一度気に入ると繰り返し購入し続ける傾向にあります。

2015年、中国の中産階級は1億900万人に到達し、アメリカの8700万人を超えて世界一位になりました。
中国経済の成長率は減速しているものの中産階級の方はこれからも毎年増え続けます。
マスコミの情報に一喜一憂せず、向こう3年〜5年を見据えて行動を起こしていくことが大事になっていきます。