“爆買い”失速で、三越伊勢丹HDは新宿の大型免税店開業延期!


「手ぶらの訪日客増えた…」 “爆買い”失速で流通業界「中国シフト」戦略見直し 三越伊勢丹HDは新宿の大型免税店開業延期へ 
(産経新聞 8月24日)

http://www.sankei.com/economy/news/160824/ecn1608240003-n1.html
最近、中国人旅行者の“爆買い”が失速とのニュースが多いが、三越伊勢丹HDは東京都新宿区の大型免税店の開業を延期するようだ。
“爆買い”失速の理由は、中国政府は4月に関税を引き上げたことが大きい。
しかし訪日外国人は確実に増加しており、7月単月229.7万人、今年1月からの累計は1401万人と確実の増えている。
この数に比例して4~6月期の訪日外国人旅行消費額は前年同期比7.2%増の9533億円と伸びている。
“爆買い”に踊らされるのは真っ平だが、訪日外国人の旅行消費額を侮ってもいけない。
【ポイント】
三越伊勢丹HDが、平成28年度中の開業を見込んでいた東京都新宿区の大型免税店の開業時期を延期する検討に入った。
中国人旅行者の“爆買い”が失速し、百貨店の免税売上高は急速に減少している。

訪日外国人客数そのものは、まだ増加傾向にあり、高島屋が29年春にも新宿高島屋(渋谷区)に、消費税だけでなく関税や酒税、たばこ税も免除される市中空港型免税店を展開する。

三越伊勢丹HDは、今年1月に空港型免税店「ジャパン・デューティーフリー・ギンザ」を三越銀座店に開業した。
新宿の免税店は、首都圏2号店となる予定だった。

中国政府は4月、低迷する国内消費のテコ入れを目的に、中国人旅行者が海外で購入した物品に対する関税を引き上げた。
円高も進んだこともあり、爆買いの中心だった中国人旅行者の消費も、高額品から日用品や消耗品に移った。
百貨店各社の免税売上高は4月から4カ月連続で前年同月を下回った。客単価も大幅に低下。
ラオックスも28年6月中間連結決算の売上高が前年同期比22・4%減の350億円となり最終赤字に転落した。

8月下旬の週末。東京・銀座の免税店では、客がまばらな時間も少なくない。団体客のバスが到着した時はにぎわうものの、何も買わないまま手ぶらで店を出る訪日客も見られた。
高額品も売れなくなったが、買い物自体をしない中国人旅行者も増えている。

平成28年4~6月期の訪日外国人旅行消費額は前年同期比7・2%増の9533億円と伸びた。
国・地域別の訪日外国人1人あたりの旅行支出で、中国は22・9%減の22万円と大幅に減少し首位から5位に後退した。