宿泊料金高騰で、客離れの兆しも !

宿泊料金高騰で、客離れの兆しも
(日経ビジネスオンライン 8月29日)

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/depth/082300359/
訪日外国人旅行は好調を続けているが、日本人の国内旅行は微増ないし横ばいが続いている。
旅行支出のアンケート調査によると、「単価も回数も同程度」が前年比0.9ポイント増の35.3%で最も多いという。
そのようななかテーマパークや宿泊料金の値上げは、同程度の単価を希望する国内旅行の足を引っ張るのかもしれない。
訪日外国人の旅行消費額は3.5兆円の14%。日本人の国内旅行消費額24.8兆円の64%。
日本人観光客の旅行消費額のほうが多いということを認識しなければならない。
【ポイント】
2016年7月、単月で訪日外国人は過去最高の229万7000人を記録した。
一方で、日本人の旅行消費は決して好調とは言えない状況だ。
今夏の収入・支出について「生活はこれ以上切り詰められないので、欲しいもの(の購入)を控える」と答えた人は33.6%と最も高かった。
旅行支出の意向については、「単価も回数も同程度」が前年比0.9ポイント増の35.3%で最も多く、「単価を減らし、回数を増やす」のは前年並みの12.3%だった。「支出を増やしたい」と答えた人は、前年比1.2ポイント減の14.8%にとどまる。
消費者の宿泊料金に対する目は、昨年よりも厳しい。
大都市部や観光地を中心に宿泊料金が上がる中で、安く宿泊するため予約の早期化が進んでいる。
夏休みの旅行予約は5月の連休明けからが一般的だったが、今年は春先からの予約が増えた。
消費者はより安い商品を探しているため、結果的にキャンセルされる例も増えている。
海外旅行には追い風が吹いている。
2015年までは上昇していた、航空機利用の旅行者から徴収する「燃油サーチャージ」が、原油安のため、2016年4月からゼロとなった。
最近の円高も海外渡航しやすい条件の一つだ。
渡航先についても、テロの影響で欧州よりも、台湾やタイなどの人気が高まっている。
ご当地グルメなど、旅行中の手軽な楽しみには財布のひもは緩いようだ。
西日本高速道路ではサービスエリアやパーキングエリアの客単価がここ数年、上昇している。その土地ならではの食べ物の人気は高い。