中国人の「爆買い」後の消費動向、ネットショッピングが影響!

中国人「爆買い」後の消費行動、海外製品に高い購買意欲、沿岸部と内陸部の意識に異なる傾向 ―JTB総研
(トラベルボイス 10月17日)
https://www.travelvoice.jp/20161017-76142


訪日中国人の消費動向が、高額商品から日用品、消耗品にシフトしたとのニュースが伝えられることが多い。

「ネットショッピングで外国製品が安く買えるので海外旅行には行かなくていい」(10.7%)、「海外旅行では買い物が減る/減った」(13.2%)という調査結果から、旅行動機にも影響を与えていることが明らかになった。
「1年前と比較して所得が増えた」(44%)とあり、所得上昇が海外旅行の大きな動機につながるものと思われる。
内陸部からの訪日旅行が増えているが、内陸部は所得も沿岸部より少ないため購買意欲も低いようだ。


【ポイント】
JTB総合研究所が、訪日旅行の予定がある中国人1000名を対象に「爆買い」後の消費行動を分析した。

オンラインショッピングの利用状況は、50.1%が「ネットショップを利用するようになり、以前よりも海外の商品を購入するようになった」と回答。
「上海に最近できた、海外旅行帰国者用の免税店に行ってみたい」(27.9%)
「ネットショッピングで外国製品が安く買えるので海外旅行では買い物が減る/減った」(13.2%)
「ネットショッピングで外国製品が安く買えるので海外旅行には行かなくていい」(10.7%)
ネットショッピングが、旅行動機そのものにも影響を与えていることが明らかになった。

居住地別の生活に関する意識を調査では、44%が「1年前と比較して所得が増えた」と回答。
「生活を切り詰めても欲しいものは購入したい」とする中国人は沿岸部(上海、北京、広州、深圳、福州、大連、瀋陽)居住者で36.4%、内陸部(成都、重慶、長沙、西安、合肥、鄭州)居住者で24.0%とやや傾向が異なる。
「物価の上昇」「ボーナスの減少」「高価な買い物を控える」という傾向も沿岸部で多くみられるほか、「不動産や株式などへの投資を増やしたい」割合も沿岸部居住者のほうが多いなど、地域によって異なる傾向がみられる。

日本で自分用に買いたいものの1位は「日本の菓子」(49.9%)。そのほか、日本の化粧品、日本ブランドの服・バッグ・時計、家電製品と続く。
家電製品は、上海、北京など沿岸部の訪日旅行経験者の5割以上が選択したものの、はじめての旅行者や内陸部では低めの数字になったのが特徴的。
全体的に、内陸部では購入意向の低さが確認できた。