世界中の国際観光が伸びている。2015年に11億8,600万人、2030年に18億人と予測!

UNWTO観光のハイライト、2016年版
(国連世界観光機関(UNWTO) 10月25日)
http://unwto-ap.org/wp-content/uploads/2016/09/Tourism-Highlight-s-20116.pdf
世界中で国際観光する人(国際観光客到着数)が2015年に11億8,600万人(4.6%増)達し、国際観光収入も1兆2,600億米ドル(4.4%増)と急増した。
2010年〜2030年に国際観光客到着数は年3.3%増加し、2030年に18億人に達すると予測している。
国際観光はGDPの10%を占め、11人に1人の雇用を生み、世界総輸出の7%となり、観光は燃料、化学に次ぐ第3位だった。
観光が伸びているのは日本だけでなく、世界中で伸びていることを認識しなければならない。
消費が低迷するのか、モノからコトへの移行のなかで、特に顕著に伸びているのが観光ということになる。
【ポイント】
国際観光客到着数は1950年2,500万人、1980年2 億7,800万人、2000年6億7,400万人、そして2015年には11億8,600万人と増加した。
国際観光収入も1950年20億米ドル、1980年1,040億米ドル、2000年4,950 億米ドル、そして2015年には1兆2,600億米ドルと急増した。
国際観光は過去4年間にわたり世界貿易を上回る成長を遂げており、2014年6%から、現在、財・サービスの世界輸出の7%を占める。
世界全体の輸出部門として、観光は燃料、化学に次ぎ第3位、食料、自動車関連を上回った。
多くの開発途上国において、観光は輸出部門の首位を占める。

2015年の国際観光客到着数(1泊以上の訪問客)は世界全体で4.6%増加し、前年比5,200万人増の11億8,600万人に達した。
2015年の世界全体の国際観光収入は4.4%増加し、全体の収入額が1兆2,600 億米ドルであった。(為替変動および物価変動を考慮)
2016年の国際観光客到着数の成長率を3.5%〜4.5%と予測。
世界全体の国際観光客到着数は2010年〜2030年に年3.3%増加し、2030年には18億人に達すると予測。
2015年の国際観光客到着数(1泊以上の訪問客)は2014年から5,200万人増加し11億8,600万人(前年比5%増)を記録した。
米およびアジア・太平洋が約6%と成長し、ヨーロッパが5%増を記録。 また、東南アジアは8%増となった。
国際観光(デスティネーションにおける収入および旅客輸送を含む) は、サービス輸出の30%を占める。

国際観光収入の上位10ヵ国ランキングでは、タイは観光収入で第9位から第6位に躍進、香港は第10位から第9位となった。
米国は観光収入において世界首位となり、2,050億米ドルを記録し、国際観光客到着数 においても7,800万人で第2位となった。
中国は1,140億米ドルで世界第2位、到着数は5,700万人で第4位となった。
スペインは観光収入(570億米ドル)と到着数(6,800万人)共に第3位となった。
フランスは2015年の観光収入が460億ドルと世界第4位、到着数は8,400万人で世界首位となった。
アジア・太平洋は2014年より1,500万人多い6%増2億7,900万人の国際観光客到着数を記録した。国際観光収入は4,180億米ドル、4%増加した。

長期予測では、国際観光客到着数 は、2010年〜2030年にかけて世界的に年平均3.3%の増加を予測。
成長率は2010年台3.8%増から2020年台2.9%増へ次第に緩やかになっていくとみているが、国際観光客到着数は確実に増加する。
1995年〜2010年の年平均2,800万人の成長に対し、年平均4,300万人のペースで増加すると予測。
世界全体での国際観光客到着数は、2020年までに14億人、2030年までに18億人に達することを予測。
最も成長するのはアジア・太平洋になる見込みで、国際観光客到着数は3億3,100万人から2030年5億3,500万人(年4.9%増)に達すと予測。