爆買いが終わった、ショッピングバブルが弾けたにすぎない!

流行語大賞から1年、中国人は減っていないが「爆買い」は終了
(Newsweek 2016年11月19日)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/11/post-6378_1.php


「爆買いは終わった」が流行語大賞を取ってもおかしくないくらい旅行消費は急変した。

今年の訪日観光客は2400万人ともいわれ増えているが、一人当たりの旅行消費額が減ったため、全体の旅行消費額は思ったほど伸びていない。
しかし、訪日観光客が増えており、全体の旅行消費額も増えていると認識しなければならない。
「爆買い」というショッピングバブルが弾けたにすぎないだけの話だ。


【ポイント】
ラオックスの2016年1~9月期決算は、売上高が前年同期比31.9%減、利益が98.2%減と惨憺たる状況だ。
今年5月、ヤマダ電機初の免税専門店「LABIアメニティー&TAX FREE新橋銀座口店」が閉店。13カ月という短命に終わった。
日本百貨店協会の免税総売上高も、前年同月比89.9%と落ち込んだ。購買客数は115.9%と伸びたが、1人当たり単価が77.6%と落ち込んだ。
「爆買い」は終了した最大の理由は「円高元安」だ。
人民元・円レートは2015年6月に1元=20.2円。それが今年10月には15.4円を記録、約25%も下落した。
ネット販売の「越境EC(電子商取引)」も「爆買い」減速の背景にある。
越境ECサイト大手「天猫国際」の日本館トップページに掲載されている人気商品「足リラシート」の価格は98元(2016年11月18日現在)。日本円にして約1570円だ。関税11.6元(約186円)を支払っても日本国内の販売価格と大差はない。
訪日旅行の友人に買い物をお願いするにはお礼もいるし面倒。値段がそんなに変わらないならネット通販のほうが気楽。
今年4月から中国の空港での通関検査が強化された。

中国のネットでラオックスは価格が高いなどの口コミ情報が広がっていることもマイナス。

一方で、外国人専門のクローズド免税店は堅調と伝えられる。
これらは中国の旅行会社にマージンを支払ってツアーを招き入れる形式で、交通不便な場所にあることが多く、軟禁スタイルのボッタクリ免税店。