外国人が感じる東京に絶対ない九州の魅力!

外国人が感じる東京に絶対ない九州の「魅力」 〜2016年の外国人観光客数は30%増〜
(東洋経済オンライン 2017年04月30日)
http://toyokeizai.net/articles/-/169730


2016年に九州を訪れた外国人観光客は、熊本地震の影響にもかかわらず、約372万人と前年を約31%上回り、過去最高だった。
アジア諸国からの観光客が、クルーズ船で気軽に来られることが大きいようだ。
欧米の観光客は、東京などに行きたがるが、大都市に身を置くことに慣れていないため、数日後には退屈して「本当の日本」を見たくなるという。
外国人が求め日本的な「たたずまい」は、単に自然豊かで景観が美しいというだけでなく、その地域の歴史や文化を伝えることかもしれない。


【ポイント】
2016年に九州を訪れた外国人観光客の数は、熊本地震の影響にもかかわらず、約372万人と、過去最高だった前年を約31%上回った。10年前に比べると、約4.7倍の水準だ。
韓国人が約138万人(前年比14.2%増)と圧倒的で、これに台湾(約29万人、同6.9%増)と中国(約20万人、同4.6%増)が続く。
韓国の場合は、クルーズ船で釜山から福岡まで約3時間と気軽に来られるのが大きい。
韓国人と中国人の観光客は福岡には買い物に、そして長崎には名所巡りに訪れている。
九州の温泉の中でも外国人に人気なのは別府。
由布院や黒川温泉などの「高級温泉」は日本人には人気が高いかもしれないが、外国人はなぜが別府を目指す。
くまモン人気は、中国人や韓国人だけでなくアジア人全般に高い。

欧米の観光客のお気に入りは屋久島だ。宮崎駿アニメで有名になり、その美しい自然景観やハイキングコースを楽しみたいという。
ラーメンを食べるためだけに訪れる欧米人観光客も少なからずいる。
福岡県にある相島も「猫の島」として人気が出てきた。(ローカル線やフェリーを使わなければいけないので、観光客はそれほど多くない)。

今後九州がさらに外国人観光客を増やし、その人たちに繰り返し訪れてもらうためには何をしたらいいだろうか。
もっとも有効なのは英語の案内や表記を増やすことだと指摘する人がいるが、私はこれに必ずしも同意しない。
九州はもっと単純に、この地域のいちばんの強みをアピールするべきだろう。
それは、景観の豊かさであり、伝統的なスタイルの文化である。
今日の日本独特の食品や伝統の多くは九州から来ており、島のすみずみに至るまでさまざまな歴史がある。

欧米の観光客の多くは東京や他の都市に行きたがるが、数日後には退屈して、来る前に想像していたような「本当の日本」を見たくなる。
それは日本の伝統的な芸能、工芸、文化などだ。
欧米諸国から来る人の多くは、東京のような大都市に身を置くことに慣れていない。

九州がアピールできる場所は、宮崎県の高千穂町とその美しい渓谷や、日南海岸、天草諸島、長崎県の九十九島などたくさんある。
どの地域も単に自然豊かで景観が美しいというだけでなく、外国人が求めるような日本的な「たたずまい」がある。
見た目や雰囲気だけでなく、その地域の歴史や文化などもきちんと宣伝できれば、外国人は必ず引きつけられるだろう。