Airbnb、中国市場における成長の鍵は日本へのアウトバウンド!

Airbnb、中国市場における成長の鍵は日本へのアウトバウンド
(MINPAKU Biz 2017.05.07)
http://min-paku.biz/news/airbnb-is-eyeing-japan-to-expand-in-china.html


中国人は2016年に約2億2200万人が海外旅行をし、約1098億米ドル(約12兆2860億円)を費やした。
その中国でAirbnbは、リスティングが8万件に過ぎないとして、唯一苦戦を強いられているのが中国だ。
中国からのアウトバウンドが増えれば、Airbnbを利用した中国人からAirbnbの良さを理解して、リスティング登録が進むと見ているという。
その中国からのアウトバウンド先として、日本のAirbnbに登録された民泊は大切だと考えられている。


【ポイント】
世界最大の民泊仲介プラットフォームのAirbnbだが、唯一苦戦を強いられているのが中国だ。
中国には途家(Tujia)など中国の民泊仲介サイトが多数存在しており、地元の不動産企業らとの強力なネットワークも武器にしながら急激な成長を遂げている。
Airbnbは先日、中国向けサービスブランド名を「Aibiying(愛彼迎)」に変更したが、この名前は賛否両論あり、未だAirbnbという名前のほうが知名度は高い。

日本は、ホストを増やしていくことが高齢社会に向けた日本政府の政策とも合致するとしている。
日本のシニアホストによるおもてなしは海外からやってきたAirbnbゲストからの高く評価されている。
高齢者が多い農村部では地方創生の手段として民泊の活用が期待されている。
空き家資産をうまく活用することで高齢者の貴重な収入源になる上、観光客が一極集中するのではなく地域に分散することで地域経済が活性化する。

Airbnbは全世界で300万件以上のリスティングを掲載しているが、中国のリスティングは8万件に過ぎない。
中国観光学院の公式データによれば、2016年にはおよそ2億2200万人の中国人が海外旅行をし、約1098億米ドル(約12兆2860億円)を費やしたという。
日本のデータでは、2016年に27.6%増の約637万人の訪日中国人がいる。

アウトバウンドでAirbnbを体験し、そのよさに気づいた中国人観光客が地元に帰ってから、民泊のホストとしてゲストをもてなす側に転換する可能性も大いにあると見る。
アウトバウンド市場を狙うというのは一見遠回りのようにも思えるが、中国市場において長期的にAirbnbのブランド力を高める上では重要な戦略の一つだ。

欧米では既に一定のシェアを獲得しているAirbnbが、アジア、そして中国という潜在性の高い市場にかける意気込みの強さが感じられる。
Airbnbの中国における積極的な日本向けアウトバウンドプロモーションが実施されれば、日本の民泊ホストも大いに恩恵を受けることになる。