中国人旅行者のサイフを直撃するマーケティング、中国のオンライン旅行大手と提携!

中国人旅行者のサイフを直撃せよ、中国のオンライン旅行大手と広告会社が提携
(サーチナ 2017-05-27)
http://news.searchina.net/id/1636582?page=1


2016年の中国人アウトバウンド旅行者数は延べ1.22億人だという。訪日中国人は637万人と、訪日外国人の25.3%を占める。
中国人の訪日意向は強く、まだ当分の間は増加すると思われる。
ただ、これまでのように何の努力をしなくても訪日外国人が増える神風のようなものではなく、熾烈な旅行先の競争にさらされる。
日本にはまだまだ魅力的なコンテンツがあり、これをいかに発信するかにかかっている。


【ポイント】
中国人旅行者による「爆買い」のブームが一巡したといわれる中、それでも莫大な購買力を持つ中国人旅行者を、いかに引き込むのか? 
これからは「マーケティング」のアイデアが問われる。
台湾でNo.1のモバイルアドネットワーク会社であるVponと、中国の大手旅行サイトQunar.Com(チューナー)の戦略的連携は、日本の観光産業に新しいソリューションを提案できるか。

2016年の中国人アウトバウンド旅行者数は延べ1.22億人。2017年には延べ1.27億人に一段と拡大するとみられている。
日本にやってくる全旅行者の4人に1人は中国からの訪問だ。
中国人旅行者の1人当たりの旅行中支出は平均22万5500円(日本国内における宿泊/飲食/交通/娯楽/買い物の支出合計、うち買物代は53.2%の約12万円)に達している。

Vponの広告システムを活用し、クライアントの広告をQunar.Comのサイトやアプリに露出することができるようになるという。
クライアントは「旅マエ/ナカ/アトのすべての過程において大きなビジネスチャンスにリーチできるようになる」としている。

Qunar.Comは、中国の検索大手である百度(Baidu)が2011年に出資した会社。
2013年には米NASDAQに上場している(ティッカー:QUNR)。中国で海外旅行の人気が過熱する中、旅行者に最も人気のあるOTA(オンライン旅行会社)の1つに成長した。
アプリのダウンロード数は15.7億に達し、月平均で4千万人を超えるユーザーが利用する中国で最大の旅行代理店の一つになった。
100万を超える路線と117万件のホテル情報を持ち、中国観光業において大きな地位を築いている。
 
Vponは、台北のほか、上海・香港・東京などに現地法人を持ち、東アジアで急成長を遂げている。
旅行関連データべース(DMP)を構築し、アジアにおけるデータ量はすでに数千万人規模に達しているという。
このDMPによって、Vponはアジアの旅行者の旅行中の行動をトレースし、様々な旅行者に向けて、最適な場所・最適なタイミングでモバイル広告を配信する強みがある。
2015年にForbes誌「潜在能力のある中華圏未上場企業100選」の第3位、2016年Campaign Asia-Pacificのエージェンシー・オブ・ザ・イヤー銅賞を受賞している。

VponのCEOの呉詣泓(Victor Wu)氏は、「Qunar.Comとの戦略的パートナーシップは非常にエキサイティングな提携だ。旅マエでは旅行への欲求をかきたて、旅ナカでは現地での消費を引き上げ、旅アトではユーザーロイヤリティを維持するためのコミュニケーションを行います。Vponと膨大なデータを有するQunar.Comとが連携することによって、より高いマーケティング効果が期待できる」と語っている。