自販機、多言語やスマホ対応などの訪日客サービスを強化!

多言語やスマホ対応次々 訪日客サービス強化
(琉球新報 2017年5月26日)

http://ryukyushimpo.jp/mainichi/entry-503324.html
訪日外国人が日本の自動販売機のユニークさに関心が高いとのニュースはよく耳にする。
実際にどれだけの訪日外国人が飲料自販機を利用しているかの把握は難しいというが、飲料各社は「自販機の利便性向上で関心を集め、商機につなげたい」という。
自販機は、震災などの災害時にドリンク無料提供、電源やのWi−Fiの提供などの社会インフラ機能を提供する役割も担っている。
観光面でも、有機的につながるインフラとしての機能を強化してほしい。
【ポイント】
大手飲料各社が訪日外国人向けサービスを強化した自動販売機の設置を増やしている。
コカ・コーラ社は、東京・浅草の浅草寺にほど近い商店街に新設した新型自販機を公開した。
外観は着物姿の女性の後ろ姿や富士山など日本らしいデザイン。
外国人が自販機に張られたコードにスマホなどをかざすと、周辺の観光地の情報を英語や中国語など五つの言語で閲覧できる。
販売する飲料の味や成分などの情報は同様にスマホなどを利用して15カ国語で説明する。
日本でしか味わえないカロリーゼロの特定保健用食品(トクホ)の「コカ・コーラプラス」や「ファンタ」のキウイ味など、外国人の購買意欲を刺激する。年内に有名観光地や主要駅などを中心に新型自販機約300台を設置することを目指す。

訪日外国人需要の取り込みにいち早く動いたのがダイドードリンコ。
昨年4月以降、大阪や京都で日本語のほか、英語、中国語、韓国語を「話せる」新型自販機の設置を進める。
客が選んだ言語で「お金を入れてください」などと音声案内してくれるユニークさが好評で、前年比の販売本数が数%増えた自販機もあるという。
今年2月からは東京にも設置を拡大。2017年度中に音声自販機を約120台増やし、計300台にする予定だ。

アサヒ飲料も昨年7月以降、周辺の観光情報を公衆無線LAN(Wi−Fi)を使って英語や中国語など17カ国語で提供する自販機の設置を強化。
全国の主要な駅や観光スポットなどに約250台を展開中で、今後も順次拡大する。


飲料やたばこ、乗車券などの自動販売機の設置台数(2016年末時点)は全国で約364万台(日本自動販売機工業会調べ)。
このうち7割近くが飲料の自販機。販売されている商品はお茶やジュースなど清涼飲料が8割以上を占める。
自販機による飲料の16年の年間販売額は、前年比4・9%減の約2兆298億円。ピーク時の1999年には販売額が約3兆860億円に上ったが、少子高齢化による需要減少や、コンビニエンスストアが店頭で提供するコーヒーなどとの競合で自販機の販売は縮小傾向が続いている。