「TOKYO土産」開発から考える 関西のお土産の”外国人に刺さる”勘所!

「TOKYO土産」定番つかめ 外国人に刺さる勘所は?  〜NYにならい「キストーキョー」ブランド投入も〜

(NIKKEI STYLE 2017/7/3)
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO17974860S7A620C1H11A00?channel=DF220420167277
日本国内の土産市場は2015年に約3兆9000億円。東京五輪・パラリンピック開催の20年には5兆円まで拡大すると予測されている。
関西でもお土産の開発が遅れているのではないか…
関空での訪日外国人のお土産は、1位が北海道の「白い恋人たち」だった。これは成田でも同じ現象のようだ。
戦略の一つは、日本のお土産として売ること。そして地域性を活かす戦略… 地域性を活かす戦略はこれからかもしれない。
「キストーキョー」や「コップのフチ子」の新シリーズも面白いが、秋田県の菓子舗榮太楼などが東京のしょうゆ醸造蔵と連携して商品開発している。また、パッケージに「.TOKYO」(ドットトーキョー)でブランド化する方法は参考になりそうだ。
「東京ばな奈」は、国により感じ方が違うので、商品の説明内容を翻訳する言語ごとに変えているという。翻訳とパッケージだけでも”売れるお土産”ができる見本になる。
大阪らしさや、関西らしさを前面に出したお土産の開発が求められている!
【ポイント】
東京に訪れたお客さんに、旅の記念として持って帰ってもらうものは……。あれ、よく考えたらインパクトのある東京土産がまだまだ少ない。新たな「TOKYO土産」の定番を形作ろうと走り出した現場のレポート。
”東京にキスをしよう”をテーマに生まれた「キストーキョー」。観光情報を発信する予定で、まずキスマークのロゴグッズも作成した。
目指すのはニューヨーク土産の定番として世界中から愛される「I LOVE NY」ブランドだ。
「コップのフチ子」の新シリーズ。柔道着を着用したフチ子など東京五輪を意識した商品。
江戸川区の職人が若手デザイナーと組んで、扇子などを製作。「&TOKYO」のロゴを入れた商品。
中小調味料メーカー5社は、しょうゆやソースなど自社製品をセットにした「東京さしすせそ」を開発した
東京の土産市場は大きく、地方企業にも絶好のチャンス。
秋田県の菓子舗榮太楼など菓子メーカー3社は東京都のしょうゆ醸造蔵と連携し、バターもちなど「東京土産」の和菓子商品を開発。
商品で秋田色を出したが、ラベルには「秋田」の文言は入れていない。

 

パッケージには「.TOKYO」(ドットトーキョー)の文字。東京駅直結の同店は、土産を求めに多くの人が訪れるが、「まだまだ分かりやすい東京土産が少ない」とここでもプロジェクトが動き出した。

 

目指すのは「3年後、5年後の未来の東京土産の定番」。出店するメーカーと共同開発し、ドットトーキョーシリーズとして販売する。

 

成田空港の人気のお土産
SK-Ⅱスキンケア
資生堂のスキンケア
白い恋人「ホワイト」
ロイズ「生チョコレート」
東京ばな奈「見いつけた」
「東京ばな奈」は翻訳する言語ごとに商品の説明内容を変えている。

 

お菓子の特徴をいかに正確に表現するか、日々、翻訳会社と議論を重ねている。例えば、ふわふわとした食感を「Airy(空気のような)」と表現したところ、訪日客の理解はいまひとつだった。そこで「moist(しっとりとした)」を加えると、反響が格段に良くなったという。味か見た目か、出身国によって重視するポイントは違い、言語ごとに説明内容も変える。

 

観光物産総合研究所(東京・杉並)の試算によると、国内の土産市場は約3兆9000億円(2015年)。東京五輪・パラリンピック開催の20年には5兆円まで拡大すると予測する。