オンライン旅行市場2017、10.5%増の57兆円、2020年にかけ2ケタ成長!

オンライン旅行市場2017、10.5%増の57兆円、2020年にかけ2ケタ成長続き、アジア太平洋市場がシェア最大に - フォーカスライト調査
(トラベルボイス 2017年7月6日)
https://www.travelvoice.jp/20170706-91687


2016年の世界中の旅行市場は、前年比5%増の1兆2600億米ドル(約140兆円)。2017年は、5.5%増の1兆3300億米ドル(約147.7兆円)という。
世界中の経済が豊かになった国から海外旅行が伸びている。この傾向は過去20年間ほとんど変わらない。
モバイルオンライン予約が急激に伸びており、スマホによる情報発信は必須で、チャット機能が旅行スタイルに影響を大きく与えそうだ。


【ポイント】
2016年の世界全体の旅行市場(予約額)を、前年比5%増の1兆2600億米ドル(約140兆円)と分析。2017年は、5.5%増の1兆3300億米ドル(約147.7兆円)と市場の拡大が続くと予想する。
欧米市場の伸び率は3~4%増と緩やかになり、代わってアジア太平洋地域が7%増、中東は10%増などが市場の成長を牽引。
インドネシアが11%増、インドが10%増、中国が9%増など、GDPの成長率の高い国々が、旅行市場でも著しい伸びを見せている。

オンライン旅行に限ると、2016年の5130億米ドル(約57.2兆円)から10.5%増の5670億米ドル(約63.2兆円)となり、全市場の倍の成長率で拡大。2020年にかけて新興市場を中心に、2ケタ成長が続くと見る。
特に有望なのがアジア太平洋地域。3大市場におけるオンライン予約のシェアを見ると、2016年は米国が4割弱で最大だが、2020年には35%に縮小。これに対して、アジア太平洋は37%と拡大し、最大市場となると展望する。

「若い世代がカギとなるのは確か」「デジタルを使いこなし、個人旅行も躊躇しない。
LCCや民泊など新しい旅行も積極的に取り入れていくのがこの世代の特徴」とし、こうした若者層の「モバイル」「OTA」「民泊」「チャットインターフェース」の旅行スタイルが影響する。
モバイルオンライン予約は全世界で平均24%だが、中国は5割超と他国に大きく水をあけ、さらに成長。
中国におけるモバイル予約額は、2017年の271億米ドル(約3兆240億円)から、2020年には3倍の832億米ドル(約3兆2834億円)に拡大する。
オンラインで予約した18~24歳の6割が、モバイルで海外旅行パッケージを購入した。
インドネシアでもオンライン予約の62%がモバイル経由。旅行者の69%が35歳以下。

ホテル予約は、最大市場のアメリカではOTA経由とホテル直販がほぼ半々なのに対し、アジア太平洋では71%がOTA経由。
民泊は2016年、すべての宿泊予約に占めるシェアが17%に広がった。

 

18~34歳の若い世代が、エクスペディアやホームアウェイなどOTAで予約し、利用をしている。

シニア世代のスマホの使用率は2016年、前年より10ポイント増の61%と拡大しており、若い世代の変化が親世代にも影響を及ぼしている。