LCCの利用動向 従来型航空会社の比較ポイントは!

LCCと従来型航空会社の比較ポイントは? LCC浸透で旅行者の選択眼はシビアな傾向に ―JTB総研
(トラベルボイス 2017年8月7日)
https://www.travelvoice.jp/20170807-94535


LCC利用者は関西エリア33.9%と、関東の21.8%や中部エリアの20.1%よりも1割程度多いようだ。
30歳代以下の若い世代の利用が多く、「価格が安かったから」が89.0%を占め、国内線LCCの利用目的は「観光」が78.9%と多数を占める。
「従来の航空会社のほうが安心」との支持が、国内線59.3%、国際線56.6%と、「選べる便数が多い」が42.8%多数を占める。
利便性や時間効率を重視する業務出張ではLCC利用の割合が少なくなったとも分析されている。


【ポイント】
「LCC利用者の意識と行動調査2017」によると、国内線LCCの利用経験者は25.5%で、2015年の調査時よりも3ポイント増。
2017年は関西エリアの利用率が33.9%、関東(21.8%)や中部エリア(20.1%)よりも1割程度多い。

39歳以下の女性や50代男性のLCC利用率の伸びが比較的大きく、幅広い層にLCCが浸透している。
50代以上の女性では前年比ほぼ横ばいにとどまり、属性によって異なる。

「価格が安かったから」89.0%、「目的地への到着時間がちょうど良かったから」15.7%、「LCCに乗ってみたかったから」8.7%と続いた。
用途は「観光」目的での利用が78.9%、「業務出張」は過去4年間で減少傾向にあり2017年は11.7%と最低に。
利便性や時間効率を重視する業務出張ではLCC利用の割合が少なくなったと分析。
LCCを利用して不便だったこと(国内旅行)は、「搭乗口が遠かった」43.2%。「預入荷物などの付加料金がわかりにくかった」27.1%、「遅延した」16.5%。

「(LCCではなく)従来の航空会社のほうが安心」との回答が2014年・2015年と比較すると増加し、国内線では59.3%、国際線では56.6%に達した。
既存の航空会社を利用した理由としては、国内旅行では「選べる便数が多い」(42.8%)、「羽田空港を利用したい」(32.6%)、「LCCは空港が遠くて不便」(30.5%)。
海外旅行では「選べる便数が多い」(32.6%)、「結構や遅延の場合の対応が安心」(33.8%)、「シートが快適でない」(29.9%)だった。

LCCは多くの旅行者に浸透した一方で、その使い勝手を評価する意識も広く顕在化。
国内線では交通の便としての利用しやすさが重視され、国際線など飛行時間が長い場合は移動中の快適さや時間を有効に使えるかどうかが着目される傾向が明らかになった。