「渡航者数の成長率ランキング」大阪が2年連続世界一(マスターカード)

「渡航者数の成長率ランキング」大阪が2年連続世界一 6位東京、中韓の各都市抑え快挙…マスターカード発表
(産経新聞 2017.10.15)
http://www.sankei.com/west/news/171015/wst1710150006-n1.html


米マスターカードが発表した「2017年度世界渡航先ランキング」によると、「急成長渡航先」で大阪が2年連続1位に輝いたという。
実際に渡航した数は、大阪は698万人、東京が1115万人というが、人口や都市規模を比較すると大きく飛躍している。
この調査でも17年の成長率の伸びは鈍化しているようで、急成長への過度な期待は禁物だ。


【ポイント】
クレジットカードの米マスターカードが発表した「2017年度世界渡航先ランキング」によると、渡航者数の成長率を比較する「急成長渡航先ランキング」で大阪が24.0%で1位に輝いた。
大阪は、前々回調査(15年度版)では19.8%で4位、前回(16年度版)は24.2%で1位だった。
09~16年の7年間を通算すると、インバウンドは4.5倍に増えた。
東京は、前々回は14.6%で8位、前回は18.5%で5位だった。

渡航者の人数は東京が1115万人で9位、大阪は698万人で、ローマ(イタリア)の709万人に次いで17位。
実数では東京に及ばないものの、大阪市の人口(約271万人)を大きく上回る規模だ。
東京は、2014年の19位、15年の11位から着実に上昇してトップ10入り。大阪も14年の37位、15年の25位から大きくジャンプアップした。

17年の渡航者数上昇率も予想しており、トップ20圏内では大阪(12.7%増)と東京(12.2%増)の2都市のみ2桁の伸びが見込まれている。

急成長ランキングで2年連続世界一とはいえ、大阪観光局の溝畑局長は「こんなレベルで満足していない。これから万国博覧会やIR(統合型リゾート)も誘致する。世界一の観光地になるべく、ハングリー精神をもって取り組んでいく」と意気込んでいる。
 
各都市への急成長渡航先ランキング
1位:大阪 24.0%
2位:成都(中国・四川省) 22.7%
3位:コロンボ(スリランカ) 20.3%
4位:アブダビ(アラブ首長国連邦) 18.9%
5位:ジャカルタ(インドネシア)18.2%
6位:東京 17.7%
7位:ハノイ(ベトナム) 16.4%
8位:リヤド(サウジアラビア) 15.9%
9位:リマ(ペルー) 15.2%
10位:台北(台湾) 14.5%
 
各都市への渡航者数のランキング
1位:バンコク(タイ) 1941万人
2位:ロンドン(イギリス) 1906万人
3位:パリ(フランス) 1545万人
4位:ドバイ(アラブ首長国連邦) 1487万人
5位:シンガポール 1311万人
6位:ニューヨーク(アメリカ) 1270万人
7位:ソウル(韓国) 1239万人
8位:クアラルンプール(マレーシア) 1128万人
9位:東京 1115万人
10位:イスタンブール(トルコ) 916万人
 
7年間で主要132都市の外国からの渡航者総数は総計55.2%増、渡航者による支出総額は41.1%増となり、世界の実質GDPの成長(通算21.8%増)を大幅に上回った。
調査を実施したマスターカードは近年の傾向を踏まえ、旅行ブームは今後も継続すると予想する。
都市間の競争が激しくなる中で、渡航者層やニーズの変化に合わせて観光誘致を進化させていくことが大切だと指摘している。

調査は世界の主要132都市を対象に、ビジネスや観光で訪れた1泊以上の渡航者数などを集計した。