2036年の航空旅客が78億人と倍増予測、中国は2022年に米抜きトップ!

約20年後に航空旅客が倍増へ、2036年に78億人の予測、中国市場は2022年に米抜きトップに ―IATA予測
(トラベルボイス 2017年10月29日)
https://www.travelvoice.jp/20171029-99686


世界の航空旅客数は、2017年に40億人、2036年までに78億人に達し、ほぼ倍になる見通しだという。
2036年までの年平均成長率は3.6%としており、世界の海外旅客数とさほど変わらない。
増加する旅客の半分以上が「アジア太平洋地区」といい、アジア系観光客の存在が無視できない。


【ポイント】
IATA(国際航空運送協会)の需要予測によると、2036年までに世界の航空旅客数は78億人に達し、現在のほぼ倍になる見通し。
2017年の航空旅客数は40億人、2036年までの年平均成長率は3.6%としている。

2016~2036年の航空旅客数が増える国トップ5位。
• 1位:中国(9億2100万人増、計15億人)
• 2位:米国(4億100万人増、11億人)
• 3位:インド(3億3700万人増、計4億7800万人)
• 4位:インドネシア(2億3500万人増、3億5500万人)
• 5位:トルコ(1億1900万人増、1億9600万人)
今後20年間で増加する旅客の半分以上が、アジア太平洋地区からと予測。
中国の航空旅客市場が米国を追い抜き、世界最大となるタイミングは「2022年頃」と推定。昨年の予測より2年前倒しとなった。中国の旅行市場の成長が、予想を若干上回るペースであること、逆に米国市場は予想を下回る成長ペースであることが理由。

2025年には、インドが英国を抜き、世界第3位に台頭、さらに2030年にはインドネシアが同4位となり、英国は5位に後退。
タイとトルコがトップ10位に仲間入りする一方、フランスとイタリアはそれぞれ11位、12位となる。

今回の需要予測は、世界貿易の自由化とビザ手続きが、現状を維持していることが前提。
保護主義と旅行への規制強化が進んだ場合、航空旅客市場の成長率は2.7%へと縮小し、2036年の市場規模は、予測値より11億人減と試算する。
逆に、自由化がさらに加速した場合、年成長率は予測値より2ポイント以上増え、20年後には旅客数が3倍となる可能性もある。

航空需要の増加に伴い、混雑緩和やセキュリティ・遅延対策、コスト、環境への負荷など、様々な課題も浮上する。

IATAでは、2020年から排出量をプラス・マイナスでゼロに抑え、2050年までに二酸化炭素の排出量を2005年レベルの半分まで削減するなど「厳しい目標を自ら設定」し、各国政府に方針を示している。