訪日外国人は迷惑ドライバー? レンタカー利用急増、事故も急増!

訪日外国人は迷惑ドライバー? レンタカー事故が急増   〜交通ルールの順守意識乏しく ステッカーで周囲に注意喚起も〜
(日経電子版 2017/11/7)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO22992870R01C17A1000000?channel=DF280920161011


訪日外国人のレンタカー利用が年3~4割と急増し、これに比例して死亡事故2年前の約3倍と急増している。
外国人の事故率は日本人の3~4倍。
レンタカーに取り付けたドライブレコーダーなどから、外国人運転手の急ブレーキや急発進などの傾向をつかみ、注意喚起を特定の言語で表示するという。
レンタカーの交通事故も観光公害の一つといえる。試行錯誤しながら解決に向けた取り組みを積み重ねるしかない。


【ポイント】
訪日外国人のレンタカー利用はこの5年余り、年率3~4割のスピードで伸びている。
これに比例して事故も増えており、16年の死傷事故は81件と2年前の約3倍。車体のへこみなど物損まで含めると2万件を超えるとみられる。
影響が最も顕著なのが沖縄県。空港からの移動をレンタカーに頼る傾向が強い。
2016年は20万6000人の外国人旅行者が利用し9600件の事故が起きた。事故率は4.7%だ。

全国平均の事故率は0.6~1%程度。外国人のレンタル期間が日本人より長いことを差し引いても、外国人の事故率は日本人の3~4倍とみられる。
全国の高速道路が(2万円で最大7日間、3万4000円で同14日間)乗り放題になる訪日外国人向けパスを10月から販売する。
レンタカーに次世代型の自動料金収受システム(ETC2.0)やドライブレコーダーを取り付け、急ブレーキや急発進、ハンドルの急操作などがあった場所を抽出し、「この国・地域の人はここでこういう事故を起こしやすい」といった傾向をつかみ、注意喚起を特定の言語で表示するという。

違反の傾向も異なる。速度超過は日本が保有台数1000台当たり22.6件であるのに対し、韓国は402.4件、台湾は340.3件、香港は337.6件。
飲酒運転は日本が0.3件で、韓国は12件、台湾は12.4件、香港は1.6件だ。

全国レンタカー協会は「外国人が運転している」ことを示すステッカーを車に貼ることをレンタカー会社に勧めている。
訪日外国人が増えれば、大きな経済効果が見込める半面、文化や慣習の違いから摩擦も生じる。
レンタカーの交通事故もそうした「観光公害」の一つといえる。完全な解決は難しくても、試行錯誤しながら地道な取り組みを積み重ねるしかない。