奈良市の外国人客も増加、目当てはシカと大仏だけ… 旅行消費額は全国最低!

インバウンドに〝スルー〟される奈良、旅行消費全国最低、目当てはシカと大仏だけ…観光客増も喜べぬ古都の事情
(訪日ビジネスアイ 2017/12/11)
http://j.sankeibiz.jp/article/id=2175


奈良市の訪日外国人客が増加している。2016年は前年比61・64%増の157万6千人となった。
遺跡が多くてホテル建設が進まないため奈良県内のホテル客室数は全国最下位となり、宿泊は大阪や京都がほとんどだ。
今、6つの宿泊施設が新規開業する計画だという。
奈良に泊まって、奈良公園の早朝を散歩する時の気持ち良さが伝われば、外国人客も増えるのだろうが…


【ポイント】
昨年、奈良市を訪れた外国人観光客は前年比61・64%増の157万6千人になった。
しかし、一人当たりの旅行消費額を見ると、奈良県は平均4527円で全国最下位。
(大阪府の3万6720円がトップ。次いで京都府の1万6303円、兵庫県の1万1311円と続く)
外国人客の約9割が日帰りで、宿泊は大阪や京都で-というケースがほとんど。
「平均泊数」は0・8泊とこちらも全国ワースト。
「奈良のお目当て」は、「シカ」または「奈良公園」が(73・5%)「大仏」「寺社仏閣」が(62・2%)に上った。
「トリップアドバイザー」が発表した「外国人に人気の日本の観光スポット」で、東大寺は5位にランクイン。
訪日外国人向けIC乗車券「関西ワンパス」利用者の関西2府4県における滞在時間は、大阪府の62・5時間、京都府の25・5時間に対し、奈良県は最短の4・7時間にとどまった。
奈良県内のホテル客室数は全国最下位。
平成32年までには、6つの宿泊施設が相次いで新規開業する見通し。
「JWマリオットホテル奈良」「奈良少年刑務所(重文)をリノベーションする計画のホテル」の建設もある。
観光客の滞在時間延長や宿泊客数増加を狙い、文化体験スペースやカフェを新設した。
観光スポットでQRコードを読み込めば、11カ国語でそれぞれの歴史や情報を紹介する取り組みもスタート。