京都市の観光振興計画の見直し 観光消費目標を上方修正 外国人宿泊客数は変更なし!

京都市、観光消費目標を上方修正 宿泊客数は変更なし
(京都新聞 2018年01月19日
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20180119000175


京都市は観光振興計画を、目標を達成した外国人宿泊数年300万人は見直すことなく、観光消費額を1兆3000億円に見直すという。
外国人観光客の平均宿泊日数を16年の1.98泊から3泊に延ばし、宿泊客1人当たりの消費額を16年の4万7558円から4千円増やす目標を設定した。
観光客の増加を追い求めすぎると市民生活に悪影響を与えるとしているのは賢明だ。


【ポイント】
京都市は、14年制定の観光振興計画に盛り込んだ2020年の観光消費額目標1兆円が、4年前倒しで16年に1兆862億円と達成したため、1兆3千億円に上方修正する。

外国人宿泊客数の目標も5年前倒しで実現しているが、観光客の増加を追い求めすぎると市民生活に悪影響を与える面もあるとして、年300万人にする目標を変更しないとした。

京都市は「観光と市民生活の調和を図り、好調な観光の効果を市全域に還元するには量より質を追求する」としている。

観光消費額をさらに増やすには、滞在日数の増加と消費額の単価アップが不可欠とみて、外国人観光客の平均宿泊日数を16年の1・98泊から3泊に延ばし、宿泊客1人当たりの消費額を16年の4万7558円から4千円増やす目標を設定した。

日帰り客の消費額は16年の1万58円から600円上積みするとした。

背景には、観光客の増加による交通機関の混雑や違法民泊の存在が市民生活に悪影響を及ぼし、多くの市民が観光の経済効果を実感できていないという危機感がある。

東京五輪を見据えて充実させる施策として、無許可民泊への対応強化や市域全体への観光客誘致、地域と連携した観光資源の掘り起こしなどを挙げ、観光振興計画に追加する考えを示した。