中国の訪日客、伸び悩む1人当たり消費額! 自国通貨換算では横ばい!

爆買いブーム一服 訪日客、伸び悩む1人当たり消費額  
(日経電子版 2018/1/23)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO25793620X10C18A1EAC000?channel=DF010320171966


訪日客の旅行消費額が伸び悩み、売れ筋が変わったが、訪日中国人1人当たりの消費額を人民元に換算すると、総消費額、買い物代ともに11年から16年まで”ほぼ横ばい”だという。
また、中国政府の関税率の引き上げの影響も勘案しなければならない。
訪日客の宿泊数も増加傾向が見られるが、より魅力のあるコンテンツの開発が求められる。


【ポイント】
訪日中国人1人当たりの消費額を人民元に換算すると、総消費額、買い物代ともに11年から16年までほぼ横ばい。
自国通貨建てで予算を組む人が多いので、円安が進めば円換算の消費額が増え、円高になれば消費は減る。
訪日中国人の人気商品の首位は、15年6月は高級ブランド品、16年6月と17年6月は化粧品で、食品も上位。
中国政府が16年、国内消費を促すために高級品を中心に関税率を引き上げた影響も出ている。

外国人の消費市場を安定成長させるためにはモノの消費だけに頼らず、サービス消費を増やす工夫が必要。
地方へのツアーを充実させて1人1泊ずつ宿泊を増やせば、消費額を1割程度増やす効果を見込める。

2017年は過去最高の2869万人となった。今後の年間伸び率を10%台前半と仮定しても2020年に4000万人を超える。

為替相場によって円換算の金額が変動するのはやむを得ない。それでも、訪日客の総数は増え、円換算の総消費額は増え続けている。
買う物が変わってきている。東アジアからの訪日観光客の7割弱はリピーターだとのデータがある。
家電や温水洗浄便座といった耐久消費財の需要は一巡し、化粧品や日用品を買っているので、単価は下がっているように見えるが、自国通貨建ての買物の総額はあまり変わっていない。

インバウンドを増やすため対策に取り組んだ商議所が全国平均で48.5%となり、3年連続で上昇しました。
最も高い東北が71.1%、最も低い四国が29.6%になる。

訪日客の増加を地域経済の活性化にどのようにつなげるかが、大きな課題。
名所旧跡を見学する人が増えても、その周辺に宿泊してもらわなければ地元にお金は落ちない。
訪問地が都市部から地方に広がるにつれ、買い物よりも、サイクリングなどの体験を楽しむ人が増え、大きな消費の増加は見込めなくなる。