ホテル客室4年で3割増 供給過剰の可能性が強まる!

ホテル客室4年で3割増に 主要8都市、進む訪日客対応
(朝日新聞デジタル 2018年2月1日)
https://www.asahi.com/articles/ASL1Z6DGQL1ZPLFA013.html
主要8都市のホテル客室数が2020年末時点で32万9700室となり、16年末から32%増。
今後、京都は1万3千室、大阪は2万1千室、東京は2万9千室が新規開業し、8都市で8万室増えるという。
16年頃、客室不足が叫ばれていたが、今年6月の民泊新法施行も受け、供給過剰の声が聞こえるようになってきた。
訪日客は今後も増えると予想されているが、宿泊施設の適性数を予測するのは難しい。
【ポイント】
東京23区や大阪、京都など主要8都市のホテル客室数が2020年末時点で32万9700室となり、16年末から32%増えることがわかった。(不動産サービス大手CBRE調べ)
増加率は京都が57%増とトップで、大阪の42%増が続いた。東京は31%増だった。
8都市全体で8万室増える。このうち京都は1万3千室、大阪は2万1千室、東京は2万9千室が新たに開業。
20年時点の需要と供給のバランスをみると、東京では3500室不足するものの、京都と大阪では供給面が1万室以上、需要を上回るという。
調査は札幌、仙台、名古屋、広島、福岡を加えた8都市の17~20年のホテルの開業計画などををまとめた。
カプセルホテルや民泊の新設、既存ホテルの改装に伴う客室増は含まない。
17年の訪日客数は前年より19%増えた2869万1千人。政府は東京五輪・パラリンピックがある20年に4千万人に増やす目標を掲げており、CBREはこの目標が達成されることを前提とした。
割安な宿泊施設を選ぶ客が増えると、ホテルの利用者は試算より減るおそれもあり、「供給過剰」を懸念する声も出始めている。

みずほ総合研究所も1月26日に新たな調査を発表。昨年1月には東京は20年に最大1万5千室が不足するとしたが、古いホテルが閉館し、観光客が想定より増えてもホテル不足は生じないとした。「ホテル開業の計画は引き続き増えており、供給過剰の可能性は強まっている」と指摘する。