外国人が喜ぶニホンショク日本に来たら「和牛すし」「抹茶ビール」!

日本に来たら「和牛すし」 外国人が喜ぶニホンショク  
しきたりより楽しさ重視、「爆食い」狙った新メニューとは
(日経電子版 2018/2/14)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO25936350Z10C18A1H11A01?channel=DF220420167277


インバウンドの訪日目的の1位は「日本食を食べること」。繁華街で外国人が長蛇の列を作るお店もよく見かけるようになった。
このレポートでは、「外国人客を意識した店構えやメニュー」が集客のポイントのように書かれているが、訪日客が望んでいるのは「日本人が普通に食べている居酒屋で、日本人と同じメニュー」を楽しみたいだ。
インバウンドの増加でいろいろなお店ができるのも良いことだと思うが、外国人に来て欲しくないお店も多い。
せめて外国語メニューを書いているお店がもっと増えれば良いのだが…


【ポイント】
京都市街中心部に17年10月開業した日本料理店「勝天―KYOTO GATTEN―」は、来店者の約8割が外国人だ。人気の秘密は和食のアレンジにある。
串カツ感覚で食べられる「勝天串」(1本120円)が定番メニューだ。天ぷらといえば魚介類だが、肉好きの多い外国人も楽しめるよう牛肉をメインに押し出した。
肉によく合うのがビール。同店では宇治で栽培した抹茶をぜいたくに使った「抹茶ビール」も用意している。

「外国人客を意識した店構えやメニューにした」と話す。半分に切った断面から牛肉のジューシーさが伝わる天ぷら、カラフルなビール。ユニークなメニューは写真映えを意識したものだ。「ただ和食を提供するのではなく、日本の文化そのものを体験してもらいたい」

JR東京駅の地下街。和牛専門店の米沢牛黄木東京駅黒塀横丁店では、米沢牛を使ったローストビーフ寿司(3貫1200円)と大トロあぶり寿司(同1500円)を用意。今や注文する人の約10%がインバウンド。
同店は和牛のすしを多めに取り入れた「外国人限定」のコースも用意。メニューも英語と中国語に加え、韓国語版も作成している。

東京・西麻布の牛肉料理専門店「牛牛」が中国人観光客に人気だ。
線香花火でゴージャスに演出した和牛カルビを店員が運んでくると、中国人女性は大喜び。スマホを取り出し、楽しそうに動画などを撮影した。
牛牛は「食べる」よりも料理をエンターテインメントとして「楽しむ」よう演出することで、派手好きの中国人の心をつかむ。
11年に開店した同店はここ数年インバウンド需要が増加。中国のSNSで紹介され、今や来客の約1割が外国人になった。

訪日外国人向け料理教室。参加費は1人当たり1万4000円。かなりぜいたくだが、「こんな組み合わせで食べたかったし、とてもおいしかったわ」。店ではなかなかできない食経験に大満足した様子だ。

中国出身で日本の飲食店にコンサルティングを手掛ける「日本美食」の調査によると、インバウンドのけん引役である中国人は来日時、夜の食事に平均1万6000円(2人)を使うという。
高価格の食事は中国人が重視するステータスにもつながるのだそうだ。

訪日外国人は2017年、1人当たり約3万円を飲食に使った。ここ数年間、飲食費用は安定的に推移している。
17年の全体の飲食費は8856億円。JTBの予測では18年に訪日客は3200万人に達する見通し。インバウンドによる飲食市場は1兆円規模に育つことになる。