1日で銀聯カード総額6兆円超!春節で中国人は何にお金をかけたのか!

1日で銀聯カード総額6兆円超!春節で中国人は何にお金をかけたのか

(WEDGE Infinity  2018年2月23日)

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/12059
春節休暇中の小売・飲食業の消費額は9260億元(15兆7000億円)(10%増)、休暇直前1日における銀聯カード消費が1.25億件で総額3880億元(6兆6000億円)。
若手ホワイトカラーは、旅行・外出の出費が最も多く、伝統的だったお年玉と親孝行の消費を上回ったという。
中国は国土も広く、人口も多い。世代間や地域差が色濃く出た結果になったようだ。
海外旅行者は650万人。団体旅行52%、個人旅行48%。一人当たりの海外旅行額は9500元(16万円)。
人気の旅行先はタイと日本が2トップ、「タイに避寒に行き、日本に雪を見に行くのが流行」という。
【ポイント】
2月15日~21日の春節休暇中の小売・飲食業の消費額は前年比10%増の9260億元(約15兆7000億円)、旅行者数は同12.1%増の3億8600万人と伸びが続いている。
休暇開始直前の11日、午前10時から24時間の銀聯カードの消費が1.25億件で総額3880億元(6兆6000億円)になり、平均で毎秒1450件の消費がされ、平時に比べ30%増となった。

車での帰省は、春節のために準備する食品から日用品、お土産に至るまでの一切合財(「年貨」という)を満載して帰宅する。これとお年玉の支出額はばかにならず、この時期家計を大きく圧迫する。
若手ホワイトカラーの出費は、旅行・外出の出費が最も多く、伝統的に消費のウェートが大きかったお年玉と親孝行のための消費を上回っている。
ただ、「一線都市」と呼ばれる北京、上海、広州、深圳、天津と「二線都市」と呼ばれる一線都市より格が落ちる大都市の青島、厦門(アモイ)、西安、長沙などの間で、消費のあり方は大きく異なる。
二線都市になるとやはり伝統的な支出が多く、親孝行のための消費とお年玉がツートップになっている。

消費額は、5000~1万元34.2%、1~2万元28.6%、5000元以下15.1%。
独身だと5000~1万元42.5%、1~2万元32.2%。既婚だと1~2万元45%、5000~1万元28.2%と、既婚者の出費額が上がっている。
アリババの調査によると、「父母を連れて大みそかの食事をし、海外旅行に出かけ、映画を見るのが新たなトレンドに。ドローン、スマートスピーカー、お掃除ロボットが春節の新たな年貨の3トップになった」と伝える。
ちなみに伝統的な3トップは、その土地のお土産、健康グッズ、服飾品だった。
「2018春節海外旅行トレンド予測報告」によると、海外旅行者は650万人で過去最高となる見込みだ。
団体旅行52%、個人旅行48%。一人当たりの海外旅行成約額は9500元(16万円)となっている。
人気の旅行先はタイと日本が2トップで、「タイに避寒に行き、日本に雪を見に行くのが流行」という。
「日本では、あまり有名でない観光地で新鮮な旅をするのと、大衆的な観光地をディープに旅するのが中国人客の新トレンドになっている。たとえば、東京から遠くない伊豆は富士山、箱根、鎌倉などに続く新興の目的地になろうとしている」と伝える。
中国人客は爆買いからより理性的な購買にシフトしていると解説する。
購買トレンドは、「以前、中国人が海外旅行で回っていたのは主にブランドショップで、買っていたのは高級バッグや腕時計だった。今、もっと回るようになっているのは、大衆的なスーパーやショッピングモールで、買うのは主に健康グッズ、粉ミルク、キッチン用品などより実用的で大衆的なものだ」
映画の興行収入が前年比6割増になったり、春節と言えばあらゆる店が閉まるのが当たり前だったのに、スーパーや市場、宅配サービスで通常通りの営業をするところが増えたり。家政婦のサービスが休暇中も利用できるようになったり……と変化を挙げている。